FOMAとWIN向けにフルブラウザが登場。

2004/10/02 07:02 Written by コ○助

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DDIポケットの京セラ製端末「AH-K3001V」にOperaが搭載され、一躍脚光を浴びることになった携帯電話向けのフルブラウザ。携帯電話の小さい画面でパソコン用のホームページを見ることができるのがフルブラウザの特徴なりが、「AH-K3001V」が発表されたばかりの頃には「便利そうだけど、小さい画面でどこまで使えるのか」と、その実用性に疑問を投げかける声も多かったなりよね。

でも、5月の発売以降、生産台数がそれほど多くはないという事情があるとはいえ、現在に至るまで品薄の状態が続いているという事実と、さまざまなメディアで取り上げられる機会が多いことを考えると、たとえ小さい画面で見にくくても、いざという時にパソコン用のホームページを閲覧できる安心感を求めるニーズは確実に存在していた、と言えそうなり。コ○助の周囲でも、「Googleでサクッと調べてみる」「Yahoo!トピックスチェックしてみよう」と、「AH-K3001V」を活用するユーザーが続出。10か月の機種変更期間がなかなかやって来ないコ○助は、ただただそんなユーザーたちを羨むばかりだったなり。

そんなに便利なら携帯電話にも載せれば良いじゃない、と思うのが当然の流れなりが、ここに立ちはだかっていたのは言わずと知れたパケット通信料。携帯用のホームページに比べて何倍もの容量のパソコン用のホームページを携帯電話で閲覧すれば、アッという間にパケ死するのは火を見るよりも明らかだったなりからね。でも、それもauとNTTドコモが導入したパケット定額制によって状況が一変。予想されていたよりもずっと早く、携帯電話にもフルブラウザの波が押し寄せて来たなり。

今回、携帯電話用のアプリケーション開発を手がけるjigが発売を開始したのがJavaを使ったフルブラウザ「jigブラウザ」。パソコン用のホームページをほとんど閲覧できるというそのブラウザは、「AH-K3001V」に搭載されたOperaと同様、通常のパソコン用ホームページをそのまま表示する「パソコンモード」と、携帯電話でも見やすいように勝手に整形してくれる「ケータイモード」の2種類のモードを装備しているなり。月額1,050円、もしくは年間契約6,090円と維持費がかかるなりが、まあ年間契約なら月額500円程度なので、許容できる範囲なりか。携帯電話にプラスして「AH-K3001V」を所有するよりは格段に安いなりからね。対応機種が今のところFOMA 900iシリーズと、auの「W11H」「W11K」「A5403CA」「A5406CA」「A5407CA」に限定されているのが少々残念なりが、今後の対応機種追加に期待したいところ。ソニー・エリクソン製の「W21S」が対応機種に入っていたら、10か月経過と同時に速攻機種変更に走るのに。

「AH-K3001V」の速度は32kbps。それに比べるとFOMAやWINは格段にスピードが速いので、よりフルブラウザを活用することができそう。ただ、「AH-K3001V」はパソコンに繋いで通信をする際にも定額でいけるメリットもあるので、一概にどちらが良いとは言えないなりが、使うシチュエーションに合わせて、フルブラウザが使える環境の選択肢が増えたのは嬉しいなりよね。この冬発売されるauの新機種にはOperaが搭載される端末がラインナップされるという噂もあるし、今年下半期から来年にかけて、ますますフルブラウザ熱が高まって行きそうなり。

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