パソコンメーカーとしては老舗ながら、経営資源をノートパソコンに集中するため、不振のデスクトップパソコンから2001年度を最後に撤退していたシャープ。コ○助はかつてシャープの「X1 turbo」ユーザーだったことからシャープのデスクトップパソコンには人一倍愛着があったため、撤退が決まった時には本当に悲しかったなりね。デスクトップパソコンから撤退後は「液晶のシャープ」を前面に押し出し、ノートパソコン市場に製品を投入し続けて来たなりが、大きなシェアを獲得しているわけではないし、このまま尻すぼみにパソコンからは撤退していくのかな……という懸念すらあったなり。

ところが、昨今の「デスクトップパソコン＋液晶」がスタンダードになった流れと、「パソコンのAV機能強化」という流れが共にシャープには追い風となったようで、この冬から再びデスクトップパソコンに参入することになったなりよ。そして発表されたのが、DVDレコーダのような、およそパソコンには見えない「Mebius PC-TX26GS」だったなり。ちなみに、9月9日に行われたシャープのパソコン新製品発表会の席で、パソコン事業と液晶モニター事業を担当する情報通信事業本部の谷口実副本部長が「（冬に発売するデスクトップは）パソコンに見えない製品となる」と予告していたなりが、確かに家電にしか見えないなりね。これまで無かった、意外な盲点を突いたデザインなり。

「Mebius PC-TX26GS」は、26型ワイド液晶が付属したモデル。26型ワイド液晶は、写真を見るだけでも相当デカい液晶なり。パソコンの本体サイズは約439×326×61mmと、一般的なDVDレコーダなどと遜色ない大きさで、筐体もDVDレコーダの中にパソコンの機能を詰め込んだといった風情。中央のLED表示パネルには、HDDやDVDの残り容量などが表示されるというなり。青くボヤ〜ンと浮かんだ文字が、ちょっとカッチョイイなりね。

大まかな「Mebius PC-TX26GS」のスペックは次の通りなり。
・Celeron D 330(2.66GHz)
・メモリ512MB(最大1GB)
・250GB HDD
・最大8倍速のスーパーマルチDVDドライブ
・OSはWindows XP Home Edition(SP2)
・Office Personal Edition 2003(SP1)をプリインストール
・26型ASV方式ブラックTFTワイド液晶が付属
・液晶ディスプレイとPC本体それぞれに高画質化機能付きの地上アナログチューナーを内蔵
・トラックボール付き小型ワイヤレスキーボード
・価格は約35万円
・12月中旬から発売予定

価格はパソコンとしては高めではあるものの、付属するディスプレイの大きさや、AV機能を高めた性能を考えれば、相応の価格だと思うなり。コ○助もお金に余裕があれば、ぜひ欲しい製品なりねぇ。こんなモンスターマシンが家にあったら、生活が少し変わりそうな気がするなり（笑）。