横浜、次期監督候補に複数の外国人をリストアップ。

2004/09/30 04:42 Written by コ○助

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今季も5位と成績が低迷、契約切れをもって退任することが決定的な山下大輔監督の後釜の人選が進められている横浜なりが、5人前後までに絞られた次期監督候補の中に、複数の外国人がリストアップされていることが明らかとなったなり。中日OBの牛島和彦氏なども候補として挙がってはいるようなりが、米駐在のリチャード背古国際編成担当を中心に情報を収集、本気の外国人監督選定作業が進められているというなりよ。仮に横浜に外国人監督が就任すれば、球団史上初のこととなるなりね。

外国人監督というと、今季はパ・リーグではロッテのボビー・バレンタイン監督、日本ハムのトレイ・ヒルマン監督の2人が期待に応える采配を見せているなりよね。基本的に外国人監督は言葉の問題もあってコミュニケーション不足に陥る懸念があるなりが、バレンタイン監督もヒルマン監督も、各種報道を見る限りではチーム内から不協和音のようなものは聞こえてこないし、ロッテも日本ハムも、なんだかチームカラーがパッと明るくなったような印象があるなり。選手が楽しそうに野球をやっているなぁ、という感じがヒシヒシと伝わってくるなりね。ここら辺は、アメリカで実績があり、共に米球界から指導者として高い評価を受けている2人の監督なので、選手操縦術に長けているのかな、と。

参考までに、これまでの日本球界における外国人監督を見てみると。
広島 ジョー・ルーツ監督(1975年)
阪神 ドン・ブレイザー監督(1979〜1980年)
南海 ドン・ブレイザー監督(1981年)
ロッテ ボビー・バレンタイン監督(1995年)
オリックス レオン・リー監督(2003年)
日ハム トレイ・ヒルマン監督(2003年〜)
ロッテ ボビー・バレンタイン監督(2004年〜)

列挙してみると、長いプロ野球の歴史の中でも、外国人監督はたった5人しかいないなりね。広島のルーツ監督は15試合采配を振るっただけで審判とのトラブルに端を発して辞任、阪神時代のブレイザー監督はフロントと対立して解任、第一次政権のバレンタイン監督は広岡達朗GMと対立して解任と、「外国人監督は難しい」というイメージを植え付けていたなりが、ヒルマン&第二次バレンタイン監督は非常に上手く機能しているので、外国人監督への不安を完全に和らげたといって良さそうなり。

まだ具体的な名前が挙がっていないので、横浜がどんな外国人監督を連れてくるのかはサッパリ見当が付かないなりが、誕生すればセ・リーグとしては実に25年ぶりの外国人監督となるだけに、今後の人選の過程に注目しておきたいところなり。

(一部記事を修正しましたなり。ますださん、サンキュなり!)

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