アメリカの面白い常識 【セール編】。

2004/09/29 02:46 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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アメリカのお店は、何かにかこつけてはセールをしているような気がしてなりません。まず新年のセール。それがが終わった頃に、バレンタインのセール。さらにその次はイースター(復活祭)の大売出しがあって…。と春が終わる前だけでも何度もセールがあります。

アメリカ人が特に熱くなるセール日、それはサンクス・ギビング(感謝祭)の翌朝です。11月の第4木曜日の感謝祭が終わると、暦の上ではクリスマスシーズンの始まりになるのですが、この季節はプレゼントを買い求める人で消費者の財布も緩みっぱなし。そして、そのシーズンの初日は毎年デパートなどで、早朝から客寄せの為に大規模なセールしをします。早朝と言っても、日付の変わった夜中の12時とかから開店するところも…。でも1年に1度だけ、お店側も赤字覚悟で大売出しするので、店内はごった返しだそうです。たとえば昨年とある電化製品店では、DVDプレーヤーをたったの50ドル(日本円で5000円前後)で提供したとか。そりゃ血眼になるわ、お客も(笑)。

さてそこまで過激でなくても、アメリカでは常時「本当にそんなことして儲かるの?」と思うような価格サービスがあります。GAPなどでカウンターに商品を持っていったところ

「あ、これ明後日からセールになるよ。25%引きよ〜」

と店員さんがわざわざ教えてくれたりするのは、ザラ。さらに、このあいだウォール真木がデジカメを買ったお店では、何故か「購入後30日以内にその商品がセールになった場合は、セール価格との差額をお客さんにキャッシュバック」などという、大変お得なポリシーがあるのです。もちろん、大げさに宣伝はしてませんが。

昨日、デジカメの機能に判らないところがあり、お店で聞こうとその電気店に言ったのです。そうしたら店員さんが

「お客さん、このデジカメいつ買った?今セールになってるから、キャッシュバック出来るかもよ」

偶然レシート持ってまして、そこを見たら先月の28日に購入していました。ギリギリあと2日でしたが、見事50ドルの返金をいただきました。もともとが200ドルだったから、かなりのディスカウントですよね。

消費者大国のアメリカならでは、でしょうか。

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