明治大学の一場靖弘投手、阪神への入団が確実に。

2004/09/24 16:58 Written by コ○助

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スカウトによる金銭授受問題が発覚、自由獲得枠での指名を決めていた巨人が獲得を断念したことによって、一場投手の進路は白紙に戻っていたなりよね。一時は国内球団への入団は難しいのでは? との見方からメジャー挑戦の噂も出ていたなりが、一場投手自身には何も処分が下されなかったことで事態は軟化。一度は獲得競争に完敗した阪神が、どうやら敗者復活戦で勝利を収めたようなり。

明治大学野球部を退部後、一場投手の獲得を検討していたと言われているのは阪神、横浜、ヤクルト、西武の4球団。そのうち正式に獲得意思を伝えて来たのは阪神と横浜だけだったため、実質的には敗者復活戦は2球団のマッチレースだったなりね。阪神は9月10日に、明治大学OBにして球界のご意見番である星野仙一SDが直接明治大学の合宿所を訪れ、「阪神に来てくれたら、全部面倒を見る」と熱い言葉で一場投手を勧誘。これには一場投手も「うれしいですね。偉大な先輩なんで」と、星野SDの言葉に胸を打たれた様子だったなりね。まあグラグラっと来る気持ちは分からなくはないなり。

スポーツニッポンによると、マッチレースを展開していた横浜のスカウトに対し、23日に明治大学側が入団の意思が無いことを通達。また、一場投手の後見人である明治大学元総監督の別府隆彦氏も「(横浜には)はっきりと断りました。(阪神の)星野が直接迎えに来てくれたのに顔をつぶすわけにはいかない」と、ハッキリと阪神入りを断言しており、結局、星野SDの出馬が大きな影響を与えた、ということのようなりね。

でも、「阪神に魅力を感じて」というよりも、星野SDの力に依るというあたりが、古くからの阪神ファンであるコ○助にしてみればちょっと複雑な心境(笑)。FAで阪神に移籍した金本知憲外野手も、昨年の自由獲得枠の鳥谷敬内野手も、星野SDパワー炸裂の結果によるものだっただけに、なんだか素直に喜べない自分がいたりするなり。阪神は今はそれで良いのかもしれないなりが、本質的にもっと魅力ある球団になってもらわないと困るなりよね。星野SDがこの先ずっと阪神にいるわけでも無いだろうし……。

まあ今回、一場投手の入団がほぼ決まって戦力が強化されたという事実は素直に喜んでおくなりが、これで良いとはちっとも思っていないので、今の状況に安穏とすることなく、次を見据えた球団改革をして欲しいなりよね。ドラフト候補の選手が最初から「阪神に行きたい」と公言するような、魅力的な球団になりますように。

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