父の葬儀中にかかって来た電話の主は…。

2004/09/20 11:51 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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カナダはトロント近郊に住むトリーナ・スクエアさん28才は、先日父親のデインさんを列車事故で亡くしてしまいました。突然の別れに悲しみつつ慌しくも葬儀の当日に。棺おけに収められた父親の亡がらを、今まさに墓穴に降ろそうとした、その瞬間。突然トリーナさんに緊急の電話がかかってきました。

「お父さんは死んでないぞーっ!」

と叫んだ電話の主は、なんとそのデインさん本人だったのです。

トリーナさんはショックで、自分の耳が信じられませんでした。だって、お父さんはもう天国に行ってしまったはず。これは幽霊からの電話?わたしおかしくなってしまったの!?

でもこれは彼女の気がふれたワケでも、あの世から本当に死人が電話をかけてきたワケでもありません。実は列車に轢かれた男性は、デインさんではなく見ず知らずの他人。それを遺体確認で彼の妹が間違えて、デインさんだと信じてしまったのが事の真相だとか。

そんな事を知らない周りの人は、てっきりこの犠牲者をデインさんだと信じきってしまったようです。なにせ顔の確認が出来なかったほど、この遺体は損傷していたんだとかで…。

ところで、一番驚いたのはデインさん本人だったそう。ある日新聞を開いたら、自分の葬儀のお知らせが載っていたのですから…。

急いで自分の娘に連絡したものの、トリーナさんは驚いて取乱すし、本当に踏んだり蹴ったりだったようです。まあ、とりあえずお父さんが生きていて良かったねと、ハッピーエンドであるのですが。

ちなみにトロント警察署によると、デインさんだと信じられていた男性の身元は、まだ判明していないそうです。

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