プロ野球の根来泰周コミッショナーが辞任。

2004/09/18 12:24 Written by コ○助

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「選手会がストライキを決行したら辞任する」と語っていた根来コミッショナーなりが、18日からのストライキ突入決定の一報を受け、辞任する意向をを正式に表明したなり。表向きは「職を賭してストライキ阻止に動いた」と美談仕立てにしているマスコミもあるなりが、実際にはここまで選手会側とプロ野球機構側の対立が深くなったのは、事態の収拾に乗り出さずに放ったらかしていた「無能」コミッショナーが戦犯の一人との意見も多いのも事実。選手会コミッショナーの辞任を求めてストライキに突入したわけではないなりが、ストライキの副産物として、ひとつ良い方向に事が運んだと見る識者やファンも多いなり。

根来コミッショナーに対しては、星野仙一SDも「やっぱり腹が立つのはコミッショナーやし、どうにも情けなくなるのもコミッショナー」「へらへらへらへらして愚にもつかんこといって、まだコミッショナーづらしている」と厳しく批判していたなりよね。プロ野球のコミッショナー職は天下りポストとして、全くプロ野球と関係のない人たちが就任する流れがあるなりが、根来コミッショナーも東京高裁検事長、公正取引委員会委員長などの職を歴任したあとプロ野球のコミッショナーに就任。星野SDは「野球に詳しくなくても最低限の仕事はしろ」と、混迷するプロ野球再編問題の交通整理くらいはしろ、と指摘し続けていたなりよ。でも、9月に入るまでは全くと言って良いほど何の仕切りも見せなかったため、「無能なコミッショナー」という見方が一般的となっていたなり。

ところで、昨日フジテレビ系「すぽると」に出演した野球評論家の坂井保之氏がこんなことを言っていたなり。
「『身を賭して』というときれいですけれど、あの方はねぇ『選手会というものは大体、本当の労働組合として認定されていない、おかしいんだ……ましてやそこがやるストなんてのは違法なんだ。違法ストライキをやろうとしているんだから、当然経営者の皆さんは損害請求の権利はあるんですよ』ということを、マル秘文書で12球団にですね、密かに教育していますよ。いいですか。マル秘文書で教えてるんです。つまり、『強気で交渉しなさい』とそそのかしてるんです」
「そのことはいずれね、時間のなかではっきりしてきます。いずれはっきりします。そうして、それが思わぬ大混乱に陥ったものだから、恥ずかしくなって、責任を感じて……これはね、『辞任』じゃない。『遁走』したんです。敵前逃亡しただけです。私、はっきり言っておきます」

つまり、根来コミッショナーは各球団の経営者を持ち上げるだけ持ち上げておいて、自らははしごと一緒に逃げてしまった、と。坂井氏もまくし立てるように突然話始めたので「マル秘文書」というのがどの程度信憑性のある話なのか詳しいことは分からないなりが、これがもし本当のことだとすれば、本当にとんでもないコミッショナーだった、ということになるなりねぇ。

根来コミッショナーの辞任によって、現在はコミッショナー不在という異例の事態となっているなりが、まあ百害あって一利なしのコミッショナーならいない方がマシ。昔はもっとコミッショナーって有能な人がいたように思うなりが、根来コミッショナーはどうやらハズレだったようなりね。すぐに後任は選出されないようなりが、来季からはどうかもっと有能なコミッショナーが就任しますように。

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