ライブドア、来季からの参入を日本プロ野球組織に正式申請。

2004/09/17 01:49 Written by コ○助

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近鉄買収に名乗りを上げたときには誰もが「売名行為ではないのか」と疑いの眼差しを向けていたライブドアなりが、時間が経つに連れてプロ野球参入のための敷居が低くなったことも手伝い、ついに参入を正式申請するところまで漕ぎ着けたなりね。巨人の渡辺恒雄前オーナーが退陣したことも、一番うるさい人物が表舞台から消えたことで、結果的にはライブドアには追い風になったと思われるなり。もちろん、プロ野球選手会の頑張りや、その他諸々の諸要件が新規参入への道を開いて来たのは確かなりよね。

ライブドアの堀江貴文社長は、正式申請に伴い、記者会見で新球団の概要を説明しているなり。記者会見の内容を簡単にまとめてみると。
・球団運営のために100%出資の新会社「ライブドアベースボール」(資本金1億円)を設立
・新球団の保護地域は宮城県、ホームタウンは仙台市
・本拠地は宮城球場。2軍施設や室内練習場、独身寮などの施設は地元企業と取得または賃貸での契約交渉中
・新球団の名称は公募により年内には決定
・監督及びヘッドコーチは10月末までに選定
・11月に行われるドラフト会議への参加を希望
・Jリーグのベガルタ仙台と連携し、地域密着型の球団を目指す

仙台市に本拠地を置くことにした理由は、東北地方の野球熱が高いにも関わらず、これまでプロ野球の球団が本拠を構えていなかったという歴史的経緯と、宮城県の浅野史郎県知事の動きが迅速だったことから、スピーディーに事が運ぶとの判断に至ったために決断したようなり。ちなみに、県知事だけでなく、仙台市の藤井黎(はじむ)市長も「降ってわいたチャンスであり、市民への大きなプレゼントだ」と語り、ライブドアへの全面的なバックアップを約束。個々の仙台市民には複雑な思いもあるとは思うなりが、自治体レベルでは一枚岩になってライブドアの動きを歓迎しているようなり。

長年「野球空白域に球団を」というファンからの熱い要望があっただけに、仙台市に本拠地を置くことに決めたのはファインプレー。大阪にこだわっていた時には正直「ライブドアはダメだろう」と思っていたなりが、本気で仙台に本拠地を置くことにした今となっては、評価せざるを得ないなりね。自治体や地元企業の協力を得て、どうやら2軍施設や合宿所などの周辺施設を揃えることもできそうだし、残された問題は選手の確保なりか。これに関しては社会人野球からのトライアウト、近鉄&オリックスの合併球団からの余剰選手、ドラフトでの新人獲得などを検討しているようなりが、選手がいない段階での参入申請を日本プロ野球組織側が承認するかどうかが、今後の焦点となりそうなり。

ライブドアの参入が認められれば、雪崩を打ったように楽天、シダックスと新規参入が認められる可能性も高くなるだけに、ひょっとするとセ・リーグ6球団、パ・リーグ8球団なんてケースを想定する必要が出てくるかもしれないなり。どうなるなりかねぇ。一時は1リーグ制に傾きかけ、絶望的な気持ちになったなりが、何やら光が見えて来た感じがするなりよね。どうか一気に球団が増えますように。

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