映画「世界の中心で、愛をさけぶ」の興収が83億円を突破。

2004/09/16 05:04 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


シネコンの普及もあって、最近はロードショー系の作品の興行収入は軒並み増加する傾向にあるなりが、今年上半期の邦画最大のヒット作品である「世界の中心で、愛をさけぶ」も興行収入83億円を突破。2000年以降の邦画の興行収入では、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」(304億円)、本広克行監督の「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」(173.5億円)に次ぐヒットになっているというなり。「千と千尋の神隠し」は飛び抜け過ぎ、「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」は「世界の中心で、愛をさけぶ」の倍以上と、ずいぶんとベスト3の中で開きがあるなりが、「世界の中心で、愛をさけぶ」はまだ上映している映画館も全国で40館以上あるので、最終的には100億円の大台に乗る可能性は有るなりよね。

参考までに、過去の邦画作品の興行収入ランキングをまとめてみたなり。
1位 「千と千尋の神隠し」(304億円) 2001年
2位 「もののけ姫」(193億円) 1997年
3位 「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」(173.5億円) 2003年
4位 「南極物語」(110億円) 1983年
5位 「踊る大捜査線 THE MOVIE」(101億円) 1998年
6位 「世界の中心で、愛をさけぶ」(83億円) 2004年
7位 「猫の恩返し / ギブリーズ episode2」(65億円) 2002年
8位 「ポケットモンスター 結晶塔の帝王」(48.5億円) 2000年
9位 「ホワイトアウト」(42億円) 2000年

(参考:配給収入上位作品)
「子猫物語」(54億円) 1986年
「天と地と」(50.5億円) 1990年
「敦煌」(45億円) 1988年
「ポケットモンスターミュウツーの逆襲」(41億円) 1998年
「ポケットモンスター 幻のポケモン・ルギア爆誕」(35億円) 1999年
※興行収入は映画館の入場料収入のこと、配給収入は配給会社の収入を指すので、興行収入のほうが額が大きくなるなり。古い作品は配給収入しか明らかにされていないものも多いため、「子猫物語」や「天と地と」の興行収入はランキングではかなり上位に来るのではないかと。

全体的にアニメ作品が多いのが邦画の興行収入ランキングの特徴でもあるなりが、そんな中で実写の「世界の中心で、愛をさけぶ」が大ヒットしているのは、邦画好きとしては嬉しい限り。「世界の中心で、愛をさけぶ」の好みはともかく、こういう作品が邦画全体に光を差すことになれば、そこに落ちるお金も増えるだろうし、そうなれば優れた制作者がどんどん日本の映画界に参入することになるなりからね。また、観客の「邦画だから観ない」という固定観念を取り払うのに一役買っているのは大きいと思うなり。

今年下半期には、宮崎駿監督の「ハウルの動く城」が公開され、再びランキングが変動することになりそうなりが、アニメ作品だけでなく、実写作品にも、もっと頑張って欲しいなりね。

☆「世界の中心で、愛をさけぶ」のDVD購入はアマゾンで!
世界の中心で、愛をさけぶ MEMORIAL BOX」 8,400円(20%OFF)
世界の中心で、愛をさけぶ スペシャル・エディション」 5,040円(20%OFF)
世界の中心で、愛をさけぶ スタンダード・エディション」 3,192円(20%OFF)
世界の中心で、愛をさけぶ DVD-BOX(ドラマ版)」 16,716円(20%OFF)
世界の中心で、愛をさけぶ(書籍)」 1,470円

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.