レストランでチップを残さず逮捕。…後に釈放。

2004/09/15 10:50 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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あー、チップって面倒ですね。アメリカではレストランで食事する他にも、ヘアカットしても、ホテルや空港でポーターさんに荷物を運んでもらっても、何はともあれチップが必要。しかも支払う額はケース・バイ・ケースで、一体いくら出せばいいやら…。計算するのがものぐさなウォール真木の携帯電話には、アメリカらしくチップ計算機能がついてますが(笑)。

さてニューヨーク州の北部にあるレイクジョージ。細長い湖に面した避暑地で、この近くで育ったウォール家ダンナは、子供のころ毎年家族でキャンプに出かけた場所だそうです。私も何度か訪れましたが、なかなかいい場所。

話がそれましたが、このレイクジョージにあるレストランで食事をした男性が、チップを支払わなかったために逮捕されてしまったんだそう。この国では、通常大人数で食事をすると、お勘定に「心付け」代が加算されます。それに気付かなかったフンベルト・タバレスさんは、お店からそれを指摘された後も「満足するサービスが受けられなかったから、払う気ない!」と突っぱねてしまいました。押し問答の末お店側が警察に通報してしまい、タバレスさんはその場で御用。

幸い直ぐに釈放されたそうですが、大体「心付け」とはお客側が自主的に支払うもの。強制的にチャージされるものではなく、しかもそれを拒否したからって逮捕されるなんて…。タバレスさんはお気の毒でしたねぇ。

ちなみにニューヨークの法律では、チップやグラテュィティー(gratuity−心付け)と書かれた金額には支払い責任がありません。ただしサービス・チャージと書かれていた場合は、ちゃんとお金を出さないといけないそうです。

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