オリックスの山口和男投手、今オフメジャー挑戦直訴へ。

2004/09/13 08:34 Written by コ○助

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近鉄とオリックスの合併は、選手にとってもモチベーションを大きく下げる要因となっているなりかね。近鉄の中村紀洋内野手に続き、合併新球団の看板選手となる予定だったオリックスのストッパー・山口和男投手が、ポスティングシステムによるメジャー移籍を目指していることが判明したようなり。ただでさえ合併によってプロテクトから外れた半数以上の選手が他球団に引き取られ、チームがバラバラの状態になるのに、主力選手の中からも離脱者が相次ぐとなると、チームの結束云々というのは結構大変な状況になりそうな予感が。ファンにとっても寂しい結果を招くことになりそうなりよね。

山口投手は1999年のドラフト1位でオリックスに入団。まだプロ入り5年目のためFA権は取得していないなりが、社会人を経てプロ入りしているため今年30歳を迎えたことがメジャーへの夢を加速させているようなり。山口投手といえば、なんといっても2002年7月29日のダイエー戦で、日本タイ記録となるMAX158キロの速球を投げ込んだことでもおなじみの投手。同じく158キロの記録を持つ阪神の伊良部秀輝投手(ロッテ時代に記録)がメジャーに渡ったあと、「最も160キロに近い男」と言われていたなりが、2002年オフに右肩前方関節唇の除去手術を受けた影響で、2003年シーズンは1軍登板なし。2軍でもわずか4試合の登板に止まっていたなりね。

今シーズンは開幕前から活躍を誓い、9月12日現在、37試合に登板、3勝3敗17セーブの成績を残しているなり。オリックスの最下位独走というチーム事情を考えれば、ストッパーとして17セーブを挙げているのは立派な成績と言えるのではないかと。球速は150キロ台後半は出せていないなりが、それでも今シーズンの最高球速は153キロと、投手としては致命傷になりかねない肩にメスを入れた後なだけに、驚異的な回復ぶりなりよね。

もちろん、ポスティングシステムを利用しての移籍となれば、球団がゴーサインを出さない限り実現はしないもの。近鉄時代、現在パドレスで活躍中の大塚晶則投手がポスティングシステムを巡って球団とやり合ったのは記憶に新しいところなりが、山口投手の去就に関しても、何やら波乱含みといった感じなりか。球団としては絶対に慰留するはずなりからねぇ。合併問題が一段落したあとも、新球団は気の休まる暇が無さそうなりね。

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