MLBのカブス、選手と同姓同名の他人に報酬を支払う。

2004/09/12 12:32 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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メジャーリーグのシカゴ・カブスといえば、ウォール真木の地元チーム、セントルイス・カージナルスの長年のライバル。この2チームが試合をする時には、チケットは毎回完売状態。比較的2つの都市が近いため(と言っても車で4時間とかですけど…)、お互いのライバルチームの球場にファンが乗り込んで、かなり白熱した応援を繰り広げるのが常です。

ちなみに、カージナルスとカブスが所属するナショナル・リーグの中部地区ではただいまカージナルスが首位独走中。2位にカブスとはこれまた16.5ゲーム差。笑い止りませんね、へっへっへ。

さてそのカブスなんですが。昨年中継ぎのピッチャーであるマーク・ガスリー選手に報酬を支払う際、間違えて同姓同名の赤の他人の銀行口座に、合計$576,000ドル(日本円にして6千3百万円相当)も入金してしまったのだとか。お金を受け取ったほうのマークさんは、新聞配達夫だったそうです。

3回に分けて支払われたこの大金、カブス側が間違いに気付いたのは最後の入金が終わった、なんとその5週間後。気付よ、まったく…。その後半分近くの$275,000ドルを取り戻しましたが、マークさんが口座を凍結してしまったために、残りの$301,000が取り返せない状態に。

マークさんによると、彼はこのお金の所有権を主張しているワケではないのですが、大金が支払われたために収入税がとられるのではないか?と心配して、口座凍結の処置を取ったそうです。そりゃ、そうですよね。他人の間違いで税金を余分に取られるのは、イヤだ。

カブス側が「仕方なく」マークさんを起訴したそうですが、円満な解決を望んでいる、とのことです。ちなみに本物のマーク・ガスリー投手は、昨年のシーズン以後はフリー・エージェントになったとか。それより、彼はちゃんと報酬もらえたのかしら…?

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