近鉄の中村紀洋内野手、今オフメジャー移籍へ。

2004/09/10 07:04 Written by コ○助

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どの程度信憑性のある話なのかは分からないなりが、10日付けのスポーツ報知の一面を飾っているのが、この中村選手のメジャー移籍の記事。なんでも、今月上旬にメジャー移籍を目指して「あの」団野村氏と代理人契約を結んでいたことが判明したというなりよ。近鉄とオリックスの合併が8日の臨時オーナー会議で正式に承認され、近鉄自体が消滅してしまうことも、中村選手のメジャー移籍への思いを後押ししている理由のようなり。

中村選手とメジャーといえば、思い返されるのが2002年オフのこと。FA権を行使して近鉄、阪神、巨人、メッツの四つ巴の争奪戦が繰り広げられたなりが、メッツとの獲得交渉が大詰めを迎えた段階でメジャーリーグの公式サイトが「中村とメッツの契約が合意に近づいた」といち早く報じたことが中村選手の逆鱗に触れ、結局近鉄に残留するという、「え? なんで?」というオチに誰もが唖然としたなりよね。まあ中村選手にとっては、近鉄に残留したことで年俸5億円の6年契約+出来高という大型契約を掴み、目標にしていたアテネオリンピックにも出場できたわけで、今となって振り返れば良い選択をしたのかもしれないなりが。

近鉄と長期契約を結んだ上に、残留した際には「近鉄で日本一になりたい」と語っていた中村選手なりが、今年の春先にはなぜか近鉄を離れてドジャースのキャンプに参加。「もしこちらへ来ることになったなら勝負します。サード・ベースを奪いに行きますよ」と語るなど、再びメジャーへの想いを口にし始めたなりね。この頃には近鉄の球団経営が悪化していることが表面化しており、年俸5億円という大きな支出を抑えるために球団としてもポスティングシステムで中村選手を放出するという噂が出ていたなりが、球団の合併が決まったことでその噂もグッと現実味を帯びてくることに。球団側も残留を望んでおらず(たぶん)、中村選手もメジャーに行きたいとなれば、両者の思惑が合致しているので何ら支障は無し。本当にメジャーに移籍することになるかもしれないなりね。

とはいえ、今オフにメジャー移籍となると、FA移籍のように球団を選ぶことができるわけではない、ポスティングシステム。今季はケガもあって打率.277、17本塁打、57打点と平凡な成績(9月10日現在)なだけに、果たして以前のような好条件で買う球団が現れるかどうか。代理人が代理人だけに、またなにかひと騒動起きそうな気もするなりよね(笑)。オフにどんな動きがあるのか楽しみなり。


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