車社会の弊害。

2004/09/08 21:11 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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アメリカはいわずと知れた車社会。どこへ行くにも、ほんのちょっとの距離でも車で移動。運動不足が、しいては肥満が社会的な問題となっているその背景には、自分の足で歩かないアメリカ人の生活が浮き彫りにされています。

それはそうと、ロイターに面白い統計が載っていたのでご紹介を。アメリカ人は一年間に平均して46時間もの間、交通渋滞に巻き込まれて時間を無駄にしているのだとか。地域別に見ると

・ロスアンゼルス、93時間
・ワシントンDC、67時間
・ニューヨーク市、50時間

と大都市では本当に深刻な問題。ここ20年の間に車の使用台数が倍になったといわれるアメリカ。高速道路などが老朽化しているのも、交通渋滞の増えた原因とされています。

交通渋滞で気になるのが、その間に無駄になるガソリン代。全米で毎年5.7億ガロン(217億リットル!?)ものガソリンが交通渋滞で余分に使われているそうです。あー、排気ガスがまた増える…。

交通渋滞を緩和する事は、環境的にも経済的にも真剣に取り組んでいかなければならない問題なのですねぇ。

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