つい先日、てきれつと飲み屋で会議をしている時のこと。Narinari.comの話もほどほどに、実は「All About Japanのマイナー感を払拭するにはどうしたら良いのか」ということについて激論を交わしていたなりよ。ほんと、余計なお世話なりが、ガード下でオジサマたちが野球談義に花を咲かせるように、コ○助たちもネット談義を大まじめに語り合っていたなりね。

前々から感じているのは、「『All About Japan』のサービス形態は素晴らしい。でも……」と、「素晴らしい」と断言することができず、それに続く言葉が出てしまうということ。例えば「その道のプロが、あなたをガイド。」と大々的にアピールしているものの、ガイドになる人たちはほとんどが一般の人たちという点に違和感がないといったら嘘になるなりね。どのガイド、とは言わないなりが、「この分野が好きな一般の人」や「ちょっと人よりは詳しい」という人が、果たして「プロ」なのか、と。

「All About Japan」の狙いとしては、最初から専門家や学者、著名人などをガイドに据えるのではなく、一般の人の中からAll About Japan発の本当のプロを育てていきたいという意向のようなりが、どうもそこら辺が上手く機能していないような気がしてならないなりね。サービス開始当初は全く儲からなかったようなので、人件費を抑える意味でも「専門家よりも一般の人」という選択をしなければならなかった、という事情もあるとは思うなりが、結局そこら辺がマイナー感を漂わせている大きな要因になっていると感じているなり。

では、どうすれば良いのか、ということなりが、やはりある程度ネームバリューのある専門家や学者、著名人も入れるとか、1ジャンル1人ガイド制をやめて複数のガイドで更新頻度を高めるとか。やりようはいくらでもあると思うなりが、そうするためには多大なコストが発生するため、てきれつとの激論の最終的な結論としては、「どこかAll About Japan買えば良いのにね。ライブドアに買われる前に、ヤフーが買わないかな」というものだったなり。「ライブドアに買われる前に」というのがポイントなりね（笑）。いや、でもほんと、リクナビとYahoo! JAPANがくっついたので、All About JapanとYahoo! JAPANがくっついてもおかしくないな、とは思っていたなりよ。

そんな話をしていた矢先に、ヤフーがオールアバウトに資本参加するというニュースが飛び込んで来たなり。発表によると、ヤフーは米About社が保有していたオールアバウトの株式を全株取得。第三者割当増資も引き受け、オールアバウトの株式41.3％を保有する大株主になるなりね。ヤフーの資本が入ることで、All About Japanのコンテンツが充実することは確実。また、ユーザーも激増することになりそうなので、より質の高い、良いサービスになって行きそうなりよね。All About Japanのサービス形態は素晴らしいので、今回のヤフーの資本参加でもっともっと魅力的なサービスになることに期待したいものなり。