謎のメニュー、「品川蕎麦」とは。

2004/09/06 19:06 Written by コ○助

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先日、読売新聞に連載されている泉麻人のコラム「なぞ食探偵」に、「品川蕎麦」というメニューが取り上げられていたなりよ。東京に28年、現在は品川にもそう遠くない場所に住んでいるコ○助なりが、この「品川蕎麦」というネーミングは初めて耳にするもの。いったい「品川蕎麦」とは何ぞや、ということでコラムを読み進めていったなりね。

「なぞ食探偵」には、泉麻人が「品川蕎麦」を求めて訪ねた「大井更科」というお店で実際に注文、それを食べてみた感想が綴られているなり。「注文した品川蕎麦は、かけそばの上にシャコ天が4つ、ノリが2枚、みつばらしきものがあしらわれていた」とあるなりよ。シャコの天ぷらが載ったそば!? さらに、続けてこう書かれているなり。「シャコとそばの相性はどうか……と当初思ったが、これがとてもいい。何より生臭さのない甘い風味のシャコで、衣もあっさりしている」。

シャコはその独特の形状や、生きているシャコの虫っぽい動きから食べるのに抵抗を覚える人も多いようなりが、実はコ○助はシャコが大好物。小さい頃、寿司屋に行けばアナゴ&シャコの甘ダレコンボばかり食べていたし、潮干狩りに行ったつもりが、いつの間にかシャコ狩りになっていた、なんて想い出も。そんな無類のシャコ好きのコ○助なのに、「品川蕎麦」の存在すら知らなかったというのは、完全に落ち度なりね。大ミスなり。

ところで、当然抱く素朴な疑問は「なぜ、シャコ天が載ったそばが『品川蕎麦』という名前になるのか」ということ。これについて、「品川蕎麦」を開発、普及に努める「品川蕎麦の会」のホームページで、次のように説明されているなり。

「〜昔、品川は江戸前“しゃこ”の宝庫だった〜ことから品川らしさを出すために“しゃこ”をそば粉で揚げる金ぷらにして蕎麦にのせ、その上に海苔をたっぷりのせて完成。」

なるほど、東京湾に面した品川は、かつてはシャコが豊富な地域だった、ということなりね。それにしても、そば粉の衣をまとったシャコの天ぷら、美味そうじゃないなりか……。この「品川蕎麦」が味わえるのは、「品川蕎麦の会」に加盟している8店舗(公式ページには7店舗しか紹介されていないなりが)。コ○助も機会を見つけて、一度食べに行かなくてはいけなそうなりね。コ○助同様、シャコ好きな人は機会があればぜひ品川界隈の「品川蕎麦の会」加盟店舗を訪れてみて下さいませ。


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