米マイクロソフト、音楽配信サービス「MSN Music」を開始。

2004/09/02 16:36 Written by コ○助

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かねてから音楽配信サービスへの参入が話題となっていたマイクロソフトなりが、9月1日に「Windows Media Player 10」のβ版リリースと同時に、MSNポータル内で「MSN Music」のβサービスをスタートさせたなり。先行するアップル・コンピュータの「iTunes Music Store」や新生ナップスター、リアルの「RealPlayer Music Store」などと真っ向からぶつかる「MSN Music」。マイクロソフトの参入で、アメリカの音楽配信市場はさらなる活況を極めそうなりね。なんとも羨ましい限り。

「MSN Music」はβサービスのリリース時点では50万曲程度の楽曲を用意。今後数週間以内に100万曲までラインナップを拡張する計画のようなり。価格は1曲当たり99セント、標準的なアルバムが9ドル99セントと、ほかの音楽配信サービスと同レベルに設定しているなりね。配信フォーマットは、マイクロソフトだけにWMA形式。そのため、残念ながらすでにかなり普及している「iPod」では利用することができないなり。また、サービスの対応OSも「Windowsのみ」としており、アップル・コンピュータへの敵意がにじみ出ているサービスと言えそうなりね(笑)。

仮に、パソコンで音楽を聞くことだけを前提とするならば、恐らく「MSN Music」が「iTunes Music Store」よりも人気のサービスになる可能性はあると思うなりよ。後々、OSやブラウザなどと連携して「MSN Music」の販促をすることもできるなりからね。ただ、実際には外に持ち出すデバイスの出来如何によって音楽配信サービスそのものの命運も左右されるのが現状。もちろん、マイクロソフトはこれまでも、これからも提携企業からたくさんのHDD&シリコンオーディオプレーヤーを投入していくことになるなりが、「iPod」の牙城を崩すだけの魅力的な対抗馬が出てこない限り、「MSN Music」が「iTunes Music Store」を超えることは無いように思うなり。全体的な市場の底上げには貢献するはずなりが、「iTunes Music Store」の先行の利は相当大きそうなりからねぇ。

日本では依然として魅力的な音楽配信サービスが出てこないなりが、計画が伸び伸びになっている「iTunes Music Store」の日本語版は、どうやら来年にはスタートするのではないか、との展望が最近出ていたなりね。日本の音楽ファンはそれまでお預けを喰らうのか、はたまたほかの魅力的なサービスが立ち上がるのか。いずれにしても、まだしばらくは欲求不満の状態が続きそうなりね。ほんと、この点に於いてはアメリカが羨ましいなり。

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