「代打の神様」こと、阪神の八木裕内野手が引退へ。

2004/09/02 07:34 Written by コ○助

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今年39歳、プロ入り18年目の大ベテランの八木選手。いつかやってくる「その日」がそう遠くはないことは覚悟していたなりが、残念ながら今季限りで現役引退する流れが、ほぼ決定してしまったようなり。

今季の八木選手はなかなか出場機会に恵まれず、8月31日時点での成績は31試合に出場し、打率.222(36打数8安打)、0本塁打、5打点。昨季の成績が64試合に出場し、打率.286(105打数30安打)、0本塁打、21打点だったことを考えると、大幅に成績が下がってしまっているなりね。これが力の衰えによる成績不振と見るか、出場機会減による調整の難しさによるものなのか、どちらが正解なのかは判断しにくいものがあるなりが、岡田監督は打撃不振と判断。ケガをしたわけでは無いなりが、9月1日付けで1軍登録を抹消し、代わりに5年目の的場寛壱外野手を昇格させたなり。

若手にチャンスを与えるという岡田監督の考えも分からなくはないなりが、この措置によって阪神の右の代打が野口寿浩捕手、立川隆史外野手、的場選手の3人という、頼りない面々なのはいかがなものかと。八木選手のファンが多く、コ○助自身もファンだから擁護するわけではないなりが、今の阪神の控え選手には「この人なら、結果がどちらに転んでも納得できる」と思える選手がいないだけに、精神的支柱という意味でもシーズン最後まで1軍のベンチに居続けて欲しかったなりよ。仮に八木選手が今季限りで引退することが岡田監督の中で既定路線であったのだとしても、2軍に落とすべきでは無かったように思うなり。

八木選手自身は「(現役引退は)自分のなかで考えているところ。まだはっきりしていない」と進退についての明言を避けているようなりが、すでに黒田正弘編成部長からは来季の構想外であることが伝えられているようで、阪神一筋、将来の幹部候補生であることを考えると、このまま引退することが濃厚と言えそうなりね。

コ○助にとっては、八木選手の18年間をずっと見続けて来ているだけに、引退は本当に寂しい話。いろいろな八木選手への想いもあるなりが、それは正式に引退が発表されたときに触れることにするなり。

ちなみに。今季をもって引退、もしくは退団する1軍選手は八木選手だけでなく、サンケイスポーツには久慈照嘉内野手と伊良部秀輝投手、スポーツニッポンにはジョージ・アリアス内野手の名前も出ているなり。昨年の優勝に貢献したメンバーが、チームの不振と共に球団を続々と去ることになるのは、1985年の優勝のときと状況が似ていて悲しくなってくるなりねぇ……。

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