これまでもたくさんの記録を打ち立てて来たマリナーズのイチロー外野手なりが、またしても偉業を成し遂げたなり。長いメジャーの歴史の中で、まだ誰も達成したことが無かった、デビューから4年連続で200本安打という記録を達成したなりね。1900年以降、200本安打を4年連続以上マークした選手は8人しかいないことを考えると、「新人から」ということが、いかに凄いことなのかがうかがい知れるなり。

大台まであと「1」に迫りながら足踏みをして迎えた26日のロイヤルズ戦。この試合も第4打席までヒットが出ずに苦しんでいるかに見えたなりが、9回に回ってきた第5打席にソロホームラン。さすが「天才」と唸らせるような記録達成の瞬間だったなり。それにしてもイチロー選手はいったいどこまでスターなりかねぇ。どんな大記録を達成しても表情や態度はクールに決めているのに、節目節目では必ず何か大きなことをやっているイメージなりよね。こういうスターが、今の日本球界にいないのが寂しいところなり。

ちなみに、イチロー選手のメジャーリーグでの新人からの成績をチェックしておくと。
2001年　692打数242安打 打率.350 8本塁打 69打点 56盗塁
2002年　647打数208安打 打率.321 8本塁打 51打点 31盗塁
2003年　679打数212安打 打率.312 13本塁打 62打点 34盗塁
2004年　549打数200安打 打率.364 7本塁打 47打点 29盗塁（8月26日現在）

今年は過去3年に比べると最も打率が良く、また、過去最速ペースで200本安打の大台に乗せていることから、期待されるのは安打数の自己最高記録と、シーズン安打数記録の更新。メジャーのシーズン安打数記録は1920年にブラウンズ（※現在は消滅）のG・シスラー選手が記録した257安打。今年は固め打ちの多いイチロー選手なので、この大記録をも破る可能性は十分に有りそうなりよね。ちなみに、メジャーのシーズン安打数ベスト10を見てみると、1位〜10位の選手のうち9人までが1930年よりも前の選手。唯一、近年の選手としてランクインしているのが2001年のイチロー選手というあたりからも、イチロー選手の凄さが分かるなりね。

首位打者の行方も気になるし、シーズン安打数記録の更新も気になるところ。今年はまだまだイチロー選手から目が離せなそうなりね。