青山ブックセンターの再開計画まとまる。

2004/08/23 04:14 Written by コ○助

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7月16日に全7店舗(本店、六本木店、広尾店、新宿店、新宿ルミネ2店、自由が丘店、橋本店)を突然閉鎖してから早くも1か月が経過したなり。この間、7月30日に民事再生法の適用を申請し、8月2日に洋書取次最大手の日本洋書販売が青山ブックセンターの支援を表明。今月上旬には一部店舗の営業再開についての動きが伝わってくるなど、営業再開に向けて着々と準備が進められて来たなりが、どうやら再開計画の概要が固まったようなりよ。

具体的に明らかとなった再開計画をまとめると、次のようになるなり。
・東京・青山の本店と、六本木店は9月下旬に営業再開
・六本木店では8月末から洋書のバーゲンや一部書籍の販売を再開
・広尾店は日本洋書販売が点米している書店「流水書房」に衣替え(9月中旬オープン)
・橋本店は採算が見込めないため閉店
・新宿店と新宿ルミネ2店はすでに「ブックファースト」にテナント替え
・自由が丘店も他店が出店する予定

と、いうわけで、全7店舗のうち「青山ブックセンター」として営業再開するのは青山本店と六本木店の2店のみ、ということになるなりね。規模縮小は寂しいことなりが、一時は青山ブックセンターという火が消えるところだったことを考えれば、2店舗だけでも再開できるのは御の字といったところなりか。

新生青山ブックセンターには、日本洋書販売が展開する書店「東京ランダムウォーク」から社員が派遣され、品揃えなどを指導するようなりが、この「東京ランダムウォーク」は元青山ブックセンターの社員が中心となって立ち上げた書店。つまり、以前青山ブックセンターにいた社員たちが、潰れてしまった青山ブックセンターの再建に乗り出すという、なんとも不思議な巡り合わせとなっているなり。コ○助も「東京ランダムウォーク」は六本木店に何度か行ったことがあるなりが、青山ブックセンター以上に個性が強い、洋書中心の書店で、かなり面白いお店ではあるなりね。この書店の社員が中心になるのであれば、新生青山ブックセンターも再び輝きを取り戻すことができるかもしれないなり。

なにはともあれ、一部店舗の再開が正式に決まってなにより。2店舗からの再スタートなりが、また以前のような輝きを取り戻せる日が来るよう、頑張って欲しいものなり。

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