これまで何度か話に出ているライブドアの新球団によるプロ野球参戦の話題なりが、ブルームバーグの報道によると、何らかの動きが19日に堀江貴文社長出席のもと行われる記者会見で発表されるようなり。また、日経新聞は「ライブドアが新たにプロ野球チームを立ち上げる方針」と報じているというなりよ。近鉄の買収に失敗したら、新球団を作ってでもプロ野球に参入すると息巻いていた堀江社長なりが、本当にそんなこと考えているなりかねぇ。

日経新聞の報道では、ライブドアが新球団の母体にしようとしているのはドジャースの野茂英雄投手がオーナーを務める「NOMOベースボールクラブ」。アマチュア球界の縮小を憂う野茂投手が、自らのポケットマネーを投じて創設したアマチュアの野球クラブなり。今年は都市対抗野球に挑戦したりしているなりが、日本生命や松下電器といった強豪に敗れ、予選を突破できなかったなりね。実力的にはアマチュアの中でもまだまだ下の方。仮にライブドアが出資してプロ球団化したとしても、現在のプロ野球のレベルとはかなり差があるだけに、単に「野茂英雄」という看板に魅せられ、現実味の薄い話をでっち上げているようにも見えるなりが……。

この報道に対し、「NOMOベースボールクラブ」の渉外責任者である鈴木俊雄氏は「野茂投手の代理人が資金不足を補うためにライブドアに対してスポンサーになってほしいと依頼した話は聞いている」と、出資依頼をしている事実は認めたものの、プロ球団化に関しては「何も聞いてはいない」否定。ここに出てくる「野茂投手の代理人」というのは、あの悪名高きダン野村。ダン野村も「NOMOベースボールクラブ」のプロ球団化に関しては否定しているものの、堀江社長にダン野村と、違う意味で役者が揃ってきた感じがするなりね（笑）。

今月5日には、自民党府議全員で構成された「大阪を本拠地とするプロ野球球団の存続を求める議員連盟」との懇談会の中で「大阪を本拠地とする新球団構想」を披露した堀江社長。新球団を作るには60億円の加盟金に加え、本拠地用の球場の確保や選手の人件費など、総額で80〜100億円規模の金額が必要なだけに、ライブドアの規模を考えると到底現実的では無い話に見えるなりが、果たして単なる売名行為なのか、本気の新球団設立なのか。19日の記者会見から目が離せないなりね。