鬼コーチが語る「ウォーターボーイズ」。

2004/08/17 12:03 Written by コ○助

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妻夫木聡主演の映画版(矢口史靖監督)、山田孝之主演の最初のドラマ版「ウォーターボーイズ」、そして現在放送中の市原隼人主演のドラマ版「ウォーターボーイズ2」と、作品を重ねるごとに動きとキレが増しているのが画面を通じて伝わってくる「男のシンクロ」なりが、この「男のシンクロ」のコーチをしているのが不破央という人物。現場では「鬼コーチ」と呼ばれるほど、熱血指導のコーチだというなり。

不破コーチは1968年生まれの35歳。最初からシンクロをやっていたわけではなく、若い頃は競泳・平泳ぎの選手だったなりね。1983年にはロサンゼルス五輪の候補選手に選ばれたものの、翌年の五輪選考会直前にマンホールに落下。大けがを負ったため五輪選考会に出場することができず、当然本番のロサンゼルス五輪にも出場できなかったという経歴を持つ人なり。マンホールって……。その後、青年海外協力隊に参加してグアテマラ共和国に派遣されたり、俳優を目指して劇団員になったり。現在はシンクロを含めた「水中パフォーマンス」の伝道師としての公演や講演活動がメインのようなり。

「指導中に殴ったりすることもありますよ。ドラマのことは一切考えていない」
「前作では考えすぎてしまった。マネジャーに『ウチの子をよろしく』っていわれるとちょっと演技が甘くても『ま、いいっか』って」
「今回は演技がダメなら前列から外したりもする。彼らも本気。とにかく若くてハングリー精神旺盛、演目もかなりレベルアップしている」

コ○助はフジテレビの何かの番組で「ウォーターボーイズ」の俳優の面々が参加した合宿の映像を見たことがあるなりが、不破コーチの恐ろしいこと、恐ろしいこと(笑)。このシリーズを見ていつも思うのは、出演者が皆、普通の人にはできない本当の意味での「俳優」という仕事を全うしているのがスゴイなぁ、と。ドラマの筋書きや演技云々とは別次元で、「男のシンクロ」の完成形は迫力があって、見応えがあるなりね。そこまでのものを作るには相当な努力が必要だということは容易に想像が付いていたなりが、不破コーチの指導を見たときには、何だか納得だったなりよ(笑)。怖い怖い……。

ドラマの「ウォーターボーイズ2」も中盤を越え、終盤に向かって徐々に盛り上がりを見せて来ているところ。回を追うごとに完成していくシンクロが、最後にどんなかたちになって表現されるのか、楽しみなりね。

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