角川映画、「伝説の5作品」を初DVD化。

2004/08/11 17:06 Written by コ○助

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角川映画自ら「伝説の」と言ってしまっているあたりがちょっと怪しいなりが、コ○助的にはDVD化が気になる作品がラインナップされていたのでご紹介しておくことにするなり。とりあえず9月24日と10月22日に発売となる「伝説の5作品」6種類のラインナップを見てみると。

・汚れた英雄 初回限定生産エディション(9月24日発売)
・愛情物語 初回限定生産エディション(9月24日発売)
・キャバレー 初回限定生産エディション(9月24日発売)
・REX 恐竜物語 初回限定生産エディション(10月22日発売)
・天と地と 天ノ盤(10月22日発売)
・天と地と -HEAVEN & ERATH- 地ノ盤(10月22日発売)

今から14年前、コ○助がまだ中学生の頃。タダ券を大量にもらったために、友人と何度か観に行った記憶がある「天と地と」。いろいろな意味で思い入れのあるこの作品が、初めてDVD化されるなりね。小学生の頃から戦国時代マニアだったコ○助は、「天と地と」で描かれた上杉謙信と武田信玄の川中島の合戦あたりは大好物。実際に川中島の古戦場に赴き、1日中ボーっとしていたこともあるほど、コ○助は大好物なりよ(笑)。そのため、大きな期待を胸に劇場へと足を運んだなりが……。

「天と地と」は角川映画が社運を賭け、日本映画としては破格の50億円以上の製作費を投じた超大作。コ○助の記憶が正しければ、いまだに、この製作費を超える日本映画は無いはずなりよ。その製作費の大半はカナダで行われた合戦シーンのロケ代と衣装代。合戦シーンはひとつのカットに映る人の数が多い(まだCGで人を描くという概念が無かったので、実際にエキストラを大量投入した)のは良かったなりが、なんだかのんびりとした牧歌的な絵柄になってしまい、合戦の迫力が無くなっていたなりね。

また、合戦シーンで足軽が身につけていた赤と黒の甲冑は映像としての見栄えは良く、「赤備え」マニアなコ○助的にはウケが良かったなりが、史実に照らし合わせるとかなり違和感があると、映画公開後に結構批判を受けていたなり。まあ単なる壮大なエンターテインメントとして捉えれば、赤い甲冑が広い平原を隊列をなして走っている姿はカッチョイイと思うなりが、どうも厳しい評価を下されていたなりね(笑)。

ちなみに、「天と地と」は当初渡辺謙が主演だったなり。ところが、カナダでのロケ中に急性骨髄性白血病で倒れ、無念の降板。榎木孝明にバトンタッチすることになったなりが、このニュースを聞いたときに、当時から渡辺謙のファンだったコ○助はショックを受けたなりよ。途中まで撮影が進んでいた作品の主演が降板。まだあまり映画を観ていなかった当時のコ○助にしてみれば初めて目の当たりにする「事件」だったし、しかもそれが渡辺謙が病気だからという理由に、大きな衝撃を受けたなりね。ま、そういう渡辺謙の無念が詰まった作品という意味でも、コ○助にとっても思い入れのある作品というわけなり。

作品としての評価は「?」といった感じなので万人にはお勧めできないなりが、コ○助はたぶん「天と地と」は購入してしまいそう。気になる人はぜひチェックしてみてくださいなり。

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