「喜劇には方程式がある」三谷幸喜インタビュー。

2004/08/02 12:26 Written by コ○助

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先日、三谷幸喜の舞台作品である「バッド・ニュース☆グッド・タイミング」と「オケピ!」のDVDを観ながら改めて三谷幸喜ワールドに引きずり込まれたなりが、小気味よいテンポで群像劇を描く力量は、やっぱりこの人に右に出る人はいないなりよね。まあ今さらそんな話をするまでも無いほど、その才能は誰もが認めているところ。三谷幸喜という人間がどのように育っていったのか、生い立ちや青春期のことを振り返って語っているインタビュー記事が日刊スポーツに出ていたのでご紹介しておくとするなり。

「ドラマで人を泣かせるのはイヤなんですよ。人を泣かせておいて自分は喜んでいるというのは邪悪な感じがして」
「(『新選組!』のバッシングは)ショックでしたね。僕はこんなに嫌われていたのかと(笑い)。梨元さんには『打ち切りにした方がいい』と書かれました」
「(小学生の頃)当時を知る人によると、いじめられっ子だったらしいんですよ。記憶がなくなるほどつらかったんでしょうか」
「ダメなりにも3年間理数系の高校にいたことが、喜劇作家としての今の僕にものすごく役に立っている」
「この局面ではこうすれば絶対おもしろくなる、という法則が絶対にある。イメージや情緒では笑いはつくれないですよ」
「(今後の目標は)映画ですね。(中略)外国人を笑わせるのって快感なんですよ。自分が書いたもので世界中を笑わせたいです」

コ○助は1年という長丁場を嫌ってNHKの大河ドラマ「新選組!」を見ていないなりが、今となっては激しく後悔しているなりよ。まあ、来年にでもレンタルして見れば良いかな、と思う反面、リアルタイムに話題に乗れていないことに寂しさを感じることがしばしばなり(笑)。これはちょっと失敗したなりねぇ。頑張って見ておくべきだったなり。

三谷幸喜の映画というと、脚本で参加した作品は2002年の「竜馬の妻とその夫と愛人」、自身が監督した作品は2001年の「みんなのいえ」から遠ざかっているので、そろそろ次の作品が観たいところなりが、一応、今秋には脚本で参加している「笑の大学」が公開される予定なりね。「笑の大学」は1996年に西村雅彦と近藤芳正のコンビで初演され、読売演劇大賞の最優秀作品を受賞した「2人芝居の最高傑作」との呼び声も高い作品。映画版では役所広司と稲垣吾郎が共演するなりが、注目すべきは三谷幸喜から指名を受けて監督を務めることになった星護監督。長編映画は初挑戦となる星護監督なりが、フジテレビ系ドラマ「古畑任三郎」で演出を務めたテレビ畑の人で、かねてから「いつか星さんが映画を撮る時は、僕がぜひ脚本を書きたいです」と三谷幸喜が約束をしていたほど、その才能を認めている人だというなり。

ま、今年は「新選組!」に全力投球が続くだろうし、秋には「笑の大学」があるので良しとして。また来年以降は、舞台にドラマに、映画にと、活躍して欲しいものなり。

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