エイベックスで内紛、松浦真在人専務が退社。

2004/08/01 09:48 Written by コ○助

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小室ファミリー全盛の頃、テレビ東京系「ASAYAN」にもたびたび登場し、ラフな格好と茶髪が印象的だったMAX松浦こと松浦真在人専務。日本大学経済学部在学中にレンタルレコード店でアルバイトをしていたことをきっかけに、洋楽の問屋業を通してエイベックス帝国を築き上げた創始者として有名な人でもあるなりが、30日に開かれた役員会で依田巽代表取締役会長兼社長と意見が対立。「関係修復が不可能」と判断し、翌31日に辞表を提出したというなり。これに呼応するように、エイベックス系列プロダクションで、浜崎あゆみや大塚愛、hitomi、ELTらを抱える「アクシヴ」の千葉龍平社長(兼エイベックス常務)も辞表を提出。エイベックスは実質上、会社を引っ張ってきた飛車角を欠くことになったようなり。

スポーツ新聞各紙を見ても、松浦専務と依田社長の対立の論点がイマイチはっきりしていないなりが、大まかに「音楽産業への取り組み方」「経営方針に関する考え方」の相違と、松浦専務が信頼する「千葉常務への解任動議が可決された」ことが辞表提出の理由のようなり。具体的にどういったことなのかが分からないので何とも言えないなりが、仮に今のエイベックスの経営方針や音楽への取り組み方に疑問を投げかけての退社ということであれば、CCCDの導入姿勢やCD濫発による質の低下といったことに対して疑問を抱いた「現場の最高責任者」と、あくまでも現路線を推し進めようとする「経営の最高責任者」の対立ということかも? いや、でもCD濫発は昔からだし、CCCDに松浦専務が反対していたという話も聞いたことがないし、そんなことは無いなりか。どんな経営観の違いだったなりかねぇ。

それにしても、エイベックスの表の看板が浜崎あゆみなどのアーティストだとしたら、松浦専務は裏の看板といえるほどの人物。松浦専務や千葉常務を慕っているアーティストも多いため、今回の退社によって松浦専務に付いて他のレコード会社への移籍をちらつかせるアーティストが出てくる可能性もあるなりね。ただでさえ浜崎あゆみ以外のアーティストが伸び悩み、経営的には右肩下がりのエイベックス。ひとつのほころびが、帝国崩壊への道に繋がることも有り得るだけに、今後しばらくエイベックスの動向に注目しておく必要が有りそうなり。

☆エイベックス所属のアーティスト
(アクシブ)
浜崎あゆみ、Every Little Thing、TRF、hitomi、Do As Infinity、BoA、倖田來未、大塚愛、day after tomorrow、KEIKO、move、東京プリン、ヴィッキー・チャオ

(その他)
m-flo、相川七瀬、安室奈美恵、hiro、今井絵理子、上原多香子、EXILE、片瀬那奈、島谷ひとみ、shela、佐田真由美、タッキー&翼、V6、DA PUMP、東京スカパラダイスオーケストラ、樋井明日香、Folder 5、若槻千夏などなど

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