野球日本代表の長嶋茂雄監督、アテネ五輪を断念。

2004/07/31 09:47 Written by コ○助

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アテネ五輪開幕まであと2週間ちょいと、いよいよ各競技臨戦モードに入ってきた昨今、肝心の指揮官が依然として決まらずにいた野球の日本代表チーム。「長嶋JAPAN」を掲げ、誰よりも五輪出場を楽しみにしていたといわれる長嶋茂雄監督が脳梗塞に倒れてから4か月が経過したなりが、リハビリの経過がたびたび伝えられて来たものの、残念ながら五輪出場を断念する意向を固めたというなり。

現在の長嶋監督の病状はだいぶ回復しており、杖をつかずに外出して食事を楽しむようなレベルにまで来ているということなので、表面上は健康を取り戻しつつあるようなりよ。一時は右半身のまひ、言語機能の障害といった重症だったことを考えれば、奇跡的な回復といえるなりよね。ただ、医師団との協議の結果、やはりギリシャまでの長時間のフライトや海外での医療態勢の限界などを理由に、万が一の場合を考慮して「五輪指揮断念」を決断。長嶋監督自身も、この決断に際には「涙を流さんばかりに落ち込んでいた」というなりが、最近ではだいぶ元気になってきているというなり。

さて、長嶋監督が指揮を執らないとなると、いったい誰が指揮を執るのか、という話になるなりが、これは中畑清ヘッドコーチが代行で指揮を執ることが既定路線。メンバー登録上、日本代表の監督はあくまでも「長嶋茂雄」であり、現場には姿は無いものの、「長嶋JAPAN」を引き続き掲げることで、選手の士気高揚をはかる考えのようなり。プロでも監督経験の無い中畑コーチの采配には若干の不安も残るなりが、こうなってしまった以上、やってもらうしか無いなりよね。野球は五輪の中でもメダルが十分に狙える競技なだけに、中畑コーチが背負う責任は重大なり。

ちなみに、長嶋監督は今回のアテネ五輪は断念したものの、4年後の北京五輪や野球W杯については意欲を燃やしているというなりよ。アテネ五輪では真の「長嶋JAPAN」を見ることはできないなりが、まだこれが最後というわけではないし、いずれまたその勇姿を見せてくれることを楽しみにしたいなりね。とりあえずは、元気に復活してくれることを願うばかりなり。

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