昨年、開催されていることは知っていたものの、スケジュールの調整が上手くできずに行くことができなかった「新宿エイサーまつり」。東京・新宿の東口一帯が沖縄一色になるという、沖縄好きには非常にたまらないイベントなりが、今年も昨年同様、盛大に「エイサーまつり」が開催される（7月31日）なりね。ちなみに、昨年の人出は約80万人。まだ過去2回しか開催されていないイベントなりが、早くも東京の夏の風物詩的なイベントになりつつあるなりね。

そもそも、エイサーとはなんぞや、という人もいるかと思うので簡単にご説明を。エイサーとは沖縄の盆踊りともいえるもので、旧暦の7月15日に舞う念仏踊りのこと。「エイサー エイサー」とかけ声をかけることから、そのまま踊りの名前も「エイサー」と呼ばれるようになったなりね。もともとは17世紀の琉球王朝時代に沖縄に伝わった浄土真宗の念仏踊りが原型とされ、それが沖縄で独自の発展を遂げ、宗教色を廃して芸術性を高めた現在のスタイルになったようなり。

今年の「新宿エイサーまつり」には沖縄から本場のエイサー部隊がやってくるほか、東京のエイサー部隊も含めて計10チームが新宿の東口のメインストリートである新宿通りを練り歩くなりね。普段は車の音と人混みのザワザワ感で混沌としている新宿東口界隈なりが、この日ばかりは派手な衣装と太鼓の音が響き、そこが新宿であることを忘れさせてくれそうなりね。

ちなみに、この「新宿エイサーまつり」に合わせて、新宿では他にも沖縄関連の行事が開催されるなり。例えば伊勢丹新宿店では「第10回めんそーれー大沖縄展」、駅前の新宿ステーションスクエアではミス沖縄などが登場する「いこうよ！おいでよ！沖縄観光キャンペーン」などなど。伊勢丹では、屋上のビアガーデンが沖縄ムードに変身し、期間限定でオリオンビールが振る舞われるようなりよ。なかなかオリオンビールのビアガーデンというのは東京ではお目にかかったことが無いので、話のタネに悪くないかもしれないなりね。

混雑必至の「2004新宿エイサーまつり」。沖縄好きな人は、7月31日に覚悟の上で新宿に向かうべし。