病院のソファで男性が死亡、17時間気付かれず。

2004/07/26 01:42 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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オハイオ州はミドルバーグハイツと言う町にある病院で、施設内のソファに横たわっていた男性、ロバート・ジョンソンさん55才。なんと彼は死亡していたにもかかわらず、病院側は17時間以上もそれに気付かずに放置していたそうなのです。なんてこった。

看護婦の一人レネット・チヒルさんが21日の夜、ジョンソンさんが普段着のまま寝転んでいるのを目撃。顔をクッションに埋めて動かずにいる彼のことを、彼女はてっきり寝ているだけだと思い込んだそうで。近寄って確認することもせずに素通り。入院患者の付き添いで疲れて、仮眠中とでも思ったのかもしれませんね。

しかしさらにその翌朝。チヒルさんは昨夜の同じ男性が、まったく同じポーズのまま眠り続けているのを不思議に思いました。するとジョンソンさんの体温は冷たくなっており、死斑も確認され…(涙)。

ジョンソンさんは元々肺気腫を患っており、それが原因で死亡したのではないかと言う事です。さらに彼は月曜日から夫婦喧嘩が原因で家を飛び出しており、行く所がなかったために病院のソファで夜を明かそうとしていたとのこと。病院に患者として訪れていた訳ではなさそうです。

しかし何はともあれ、場所が病院。人の健康状態には細心の注意を払い、少しでも誰かに異常があれば即座に救命作業のプロが仕事にとりかかることの出来るロケーションです。そんな場所で、人が亡くなり、さらに十何時間も発見されなかったってのは問題ですよねぇ…。

ううう、ジョンソンさんのご冥福をお祈りします。

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