三菱自動車、浦和レッズの売却を検討か。

2004/07/23 09:22 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


最近はプロ野球界の合併やら売却やらの話がスポーツ紙を賑わせているなりが、今度はサッカー界に身売りのニュースが飛び込んできたなり。相次ぐリコール隠しの不祥事によって揺れに揺れている三菱自動車が、経営資源を本業に集中させるために保有する浦和レッズの売却を検討しているというなりよ。これまで三菱自動車は「広告宣伝費」の名目で総額100億円程度を浦和レッズにつぎ込んでおり、経費削減のためにやむなくクラブを売却するという案が検討され始めているというなりね。

ファンにとって心配なのは、親会社が変わる可能性があることよりも、クラブの名称が変わる可能性があること。「浦和レッズ」の正式名称は「浦和レッドダイヤモンズ」なりが、この「ダイヤモンズ」は三菱グループのロゴである「スリー・ダイヤモンド」から取った名称。ゆえに、親会社が三菱自動車でなくなった場合には、クラブの名称が変わる可能性があるわけなり。まあ仮に別の企業が親会社になった場合、「浦和レッド○○ズ」という名称ならば愛称は「浦和レッズ」のままで大丈夫そうなので、そんなに大差はないなりか。

浦和レッズはJリーグの中でも屈指の観客動員数を誇る人気クラブということもあって、クラブ単体の経営的には順調のようなりよ。昨年度は入場料が16億円、スポンサー収入が12億円、グッズ売り上げが9億円など、収入の合計は42億円にもなっているのだとか。Jリーグのクラブの中には10億円前後の収入で苦しんでいるところもあるようなので、浦和レッズはかなり好調と言えそうなりね。

そのため、三菱自動車から離れたとしても、それほどクラブに与えるダメージは無いと見られているなり。人気クラブなので買い手もすぐ見つかるだろうし、むしろ強力な親会社が付くことで予算が増え、クラブが強化される、なんてことも考えられるなりか。そういう意味では、身売りといっても、そう悲観的になることは無さそうなりね。ま、いずれにしても、今後の動向に注目しておきたいところなり。

☆「レッドダイヤモンズ」(公式ページより)
ダイヤモンドの最上の輝き、何物にも傷つけられない強さ、固い結束力が、この愛称にこめられています。
ダイヤモンドは、光の当たり方によって様々に輝きます。イレブンにスタンドからサポーターの光が当たってこそ、「レッドダイヤモンズ」が真っ赤な炎のように光り輝くものと確信しています。
「レッド=赤」は、クラブカラーです。浦和を舞台とした漫画「赤き血のイレブン」もカラーは赤。前身の三菱サッカー部のユニホームも赤でした。

☆沿革(公式ページより)
クラブ名は、創立の1992年4月から1996年1月までは「三菱浦和フットボールクラブ」。愛称「レッドダイヤモンズ」でした。1996年2月にクラブ名を「浦和レッドダイヤモンズ」に変更しました。ただし、創立時より、ほとんどの方から「浦和レッズ」の呼称で呼ばれています。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.