白骨温泉の入浴剤騒動が映画「ホネツギマン」に影響。

2004/07/22 09:08 Written by コ○助

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また奇怪なタイトルの映画なりねぇ。「ホネツギマン」って。配給元のアルバトロス・フィルムのページを見てみると、作品紹介にはこのように書かれているなり。「『ファーゴ』のイーサン・コーエンの幻の脚本ついに映画化! 昼は整体士、夜はプロレスラーの『ホネツギマン』が戦いを挑む!!」。「なんだこの設定は」と、全く観る気力が湧いてこないなりが、イーサン・コーエンが脚本……なりか(笑)。これは悩ましいなりね。コーエン兄弟の作品が好きなコ○助としては、やはり押さえておかなければならない作品なりかねぇ。

いろいろと調べていくと、「ホネツギマン」は1998年にアメリカで製作された作品で、原題は「Naked Man」。もともとのタイトルから「ホネツギマン」なのかとも一瞬思ったなりが、アルバトロス・フィルムが付けた邦題だったなりね。整体士だから「ホネツギマン」。なんて安直な(笑)。「Naked Man」の監督はJ・トッド・アンダースン。この作品が監督デビュー作になるなりが、コーエン兄弟の作品に「赤ちゃん泥棒」以来携わっているスタッフの一人のようなり。なので、共同脚本にイーサン・コーエンが名を連ねているなりね。どうしてこの手のキワモノ作品にイーサン・コーエンが参加しているのかが疑問だったなりが、少し納得。

ところで、この「ホネツギマン」と白骨温泉がどう関係しているのかというと。なんでも、公開前のプロモーションの一環として、「ホネ」繋がりで白骨温泉とのタイアップを検討していたようで、白骨温泉へのツアーも計画。チラシにも白骨温泉旅館組合が協力として名を連ね、映画館で上映される予告編にも白骨温泉旅館組合の組合長が「ホネツギマンも、うちの温泉に入ればきっと強くなるよ」とコメントしているというなり。ところが先日、白骨温泉で入浴剤を長年に渡り使用し続けていたことが発覚。急遽、映画とのタイアップも中止にせざるを得なくなったなりね。「ホネツギマン」が白骨温泉を舞台にした作品だった、というわけではなく、たまたま「ホネ」繋がりでピックアップされた白骨温泉がスキャンダルを起こしてしまったあたり、アルバトロス・フィルムもツイてないなりねぇ。思い付きがプロモーションに影響することになるなんて。

ちなみに、「ホネツギマン」のIMDb評価では、10点満点中の4.9点。この点数から内容を推して知るべし(笑)。まあB級映画好きな人はぜひチェックを。

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