コクヨの「カドケシ」に新商品登場。

2004/07/20 21:15 Written by コ○助

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初めて「カドケシ」を見たとき、コ○助はつくづく「コクヨは凄い商品を開発したなぁ」と思ったなりよ。だって、消しゴムって、カドで消すときが一番気持ちが良いじゃないなりか。その気持ち良さを、常に感じながら文字を消すことができる「カドケシ」は、ユーザーの気持ちをちゃんと咀嚼した上で商品化されたスグレモノだと感じたなりね。

それに加え、恐らくコ○助が子どもの頃から現在に至るまで、消しゴムってほとんど形状に変化が無いものじゃないなりか。もっと歴史をさかのぼれば、日本に消しゴムが入ってきた明治時代から、直方体の形状が当たり前のモノとして流通して来たなりね。長きに渡り、ほとんどの人が疑問を感じることなく、全く不便を感じることがなかった直方体の消しゴムの形状にメスを入れる作業。もちろん、「利便性を向上させる」という前提の上に立っての作業は難易度が相当高かったと思うなりが、コクヨは見事にその作業を達成したわけなり。

「カドケシ」が発売されたのは2003年5月のことなりが、発売以来100万個を販売する大ヒット商品になっているというなりよ。単に目新しさだけならチョロッと話題になった消えていくと思うなりが、きっとこの数字は消費者が「カドケシ」の消し心地を高評価しての結果なはず。今ふと思ったなりが、「消し心地」ってのは、消しゴムのためにある言葉なりね(笑)。いつでもカドで消している感触。この消し心地、実際に使ってみると本当に快適なりね。

ただ、「カドケシ」にもひとつネックがあったなりよ。それは大きさ。小型化が難しかったのか、大きさ20×50×20mm、重量16gと、ペンケースに入れるにはちょっと大きすぎるなりね。オフィスや自宅用途ならば別にそれでも問題はないなりが、学生などを中心に小型化を望む声が多かったようで、8月15日に大きさ14×35×14mm、重量6gまで小型化した「カドケシプチ」が発売されることになったなり。カラーも「白/青」「白/ピンク」「青/ピンク」の3種類が用意されており、パッケージも何だか可愛らしいものに。これはまたヒットしそうな予感がするなりねぇ。

ちなみに、「カドケシ」はニューヨーク近代美術館(MoMA)で、日用品の中で世界的に優れたデザインと認められた122点のひとつとして展示されているのだとか。パソコン全盛の時代、大人になるとほとんど鉛筆やシャープペンシルを使う機会を失うので消しゴムに登場願う場面もあまり無いなりが、「カドケシ」は本当に革新的。まだ実際に「カドケシ」を体験したことが無い人は、ぜひ一度お試しあれ。

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