リクルートの無料週刊誌「R25」が好調な滑り出し。

2004/07/20 20:24 Written by コ○助

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「R25」は7月1日からリクルートが首都圏で配布している無料週刊誌。一度くらい話題で触れたこともあるかと思うなりが、無料のわりにはA4サイズ、オールカラーの52ページと結構ボリュームがあるので、暇つぶしには悪くないなりね。過去にもたくさんの無料週刊誌&フリーペーパーの類が発行されては消えているなりが、「R25」はレイアウトひとつにもかなりこだわりを見せていて、他のフリーペーパーに比べれば丁寧にお金をかけて作っている感じが伝わってくるなりね。

雑誌名である「R25」というのは、映画の「R18指定(18歳未満禁止)」にちなんで付けられたもの。つまり、25歳以上がターゲットの雑誌、という意味なり。専門的に言えば、20代後半から30代前半の団塊ジュニア世代、「M1」と呼ばれる層の男性がターゲット。若手の社員で、会社からの帰りが遅い独身男性が、電車の中やコンビニ帰りにパラパラと読める、という読者層を想定しているようなり。

配布場所は首都圏の私鉄や地下鉄の主要駅、コンビニや大手書店の店頭など3,000か所程度とされているので、首都圏以外の人には全く知られていない存在だと思うなりが、首都圏では創刊前から劇団ひとりが出演するCMがちょっと話題になっていたなりよ。創刊号は50万部が発行されたなりが、中には5,000部が5時間で消えた配布場所もあったようで、非常に上々の滑り出しを見せているようなり。コ○助も近所のプロントの前に設置されたラックでいつも「R25」をもらってきているなりが、毎週木曜日の発行日に取りにいかないと、翌日にはもう残っていないこともあるなりね。結構人気みたいなりよ。

この「R25」の創刊にいたる経緯などについて、リクルートのペーパーポータル推進室の田端信太郎氏に対するインタビュー記事が、日経流通新聞に掲載されていたなり。
「『ニューリング』と呼ぶリクルート名物の新規事業提案制度に若手社員グループで応募したところ、準グランプリに選ばれた」
「発行日を木曜としたのも、お酒を飲む機会の多い金曜より読まれる可能性が高いと判断したため」
「ひと駅にコラム1本をつまみ食いしてもらえれば」
「(広告収入は)創刊早々にしては健闘」

ちなみに、「R25」のデザインやネタのチョイスの仕方は「サイゾー」にそっくり、という声をよく耳にするし、コ○助も実際に読んでそう思っていたなりが、どうやら元「サイゾー」のスタッフが「R25」にかなり関わっているようなりね。まあ内容に関しては薄っぺらいとか、狙いすぎ、という評価も出ているものの、そこは無料誌なりからね。多くを望むのも酷なのではないかと(笑)。むしろ、無料誌にしてはインタビュー記事もしっかりしている(創刊号:江川達也、第2号:吉田秀彦、第3号:哀川翔、第4号:イエローキャブの野田義治社長)し、夜10時以降だけのテレビ欄とかも結構便利。広告が前面に出ているような鬱陶しさもなく、普通に雑誌として読める感じなので、無料誌ということを考えたら、かなり良いほうだと思うなりよ。

ま、首都圏にお住いの方は、ぜひ一度読んでみてくださいなり。電車の中はもちろん、ファーストフードで食事するときとか、暇つぶしに便利なりよ、きっと。

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