ウィル・スミス主演の "I, Robot" が公開直後で興収一位に。

2004/07/20 01:42 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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この記事には映画のストーリーなどのネタばれの可能性があります。ご了承下さい。

夏休み直後の公開ラッシュも一息ついた感のあるハリウッド映画ですが、今週末は大型SF作品としてウィル・スミス主演のサスペンス『I, Robot』(アイ、ロボット)が劇場公開されて話題になっています。なんでも16〜18日までの週末期間の興収だけで5,230万ドル(日本円で約57億円)を挙げて、堂々のランキング一位だとか。

『I, Robot』は近未来を描いたアイザック・アシモフ作の短編小説を映画化したもので、ウィル・スミスはロボットの殺人を疑う刑事役で主役を演じているそうです。

ウィル・スミスといえば、『インデペンデンス・ディ』『メン・イン・ブラック(MIB)』『MIB 2』と近未来SF映画によく出演していますね。今回もそのお得意のセッティングでの主演映画。しかし彼の演じるキャラって、毎回SF映画には不似合いかと思わされるぐらいズッコケで人情家なタイプですなぁ。『インデペンデンス・ディ』でエイリアンを相手に素手でぶん殴って気絶させた時には、おいおいSF映画には普通それはナシじゃないか?とか思ったものですが(しかも、その直後のセリフが笑えた…)。

ところで、ウィル・スミス。今ではすっかり映画俳優として成功していますが、実は当初彼はラップ・ミュージシャンとしてデビューしたのをご存知でしたか?しかも音楽活動を始めたのが12才の時と、その才能の開花は早かったらしいです。高校卒業直後に発表したアルバムはグラミー賞のベスト・ラップ・パフォーマンス部門を受賞。若くして大成功したワケですね。

しかも、彼のすごい所は音楽の道のみに突っ走るだけではなく映画俳優としても成功している点。さらにさらに彼は高校時代、勉学でもとても優秀でアメリカでも入学が難しいとされるマサチューセッツ工科大学(MIT)から、奨学金付きで入学をオファーされたほど。アメリカの大学では、エリート校の優秀な生徒を「青田刈り」して自分の学校に入れさせようという活動が活発なんですが、ウィル・スミスもそのエリート生徒の一人だったのですねぇー。

ちなみに、彼は先のエイリアンをぶん殴る軽快さでそのオファーも蹴っちゃったそうですが(笑)。爽快だ。

『I, Robot』の日本公開は9月18日。ウィル・スミスの軽快なキャラとそのギャグを楽しみたい方はぜひぜひ。

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