近鉄の山口昌紀社長が大放言。

2004/07/08 12:45 Written by コ○助

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現在の球界再編の流れの中で巨人の渡辺恒雄オーナーの過激な言葉がクローズアップされることがしばしばなりが、もう一人、近鉄とオリックスの合併のキーマンであり、口が悪いことで有名な近畿日本鉄道本社の山口昌紀社長の放言集とも言える記事が週刊文春に掲載されているなり。これまで断片的には山口社長の放言も報じられているなりが、延々と続く週刊文春記者とのやり取りを読んでいると、「こんな人が球界の命運を握っているのか」と暗い気持ちにさせられるなりね(笑)。

この記事は7月4日に週刊文春の記者をはじめ、スポーツニッポン、サンケイスポーツ、読売新聞、共同通信の記者と共同で山口社長の自宅で取材を行ったもの。複数の新聞社の記者の面前で繰り広げられた独演会だったようなので、ある程度信憑性は有りそうな内容なりね。簡単に気になったところをいくつか見ていくと。

「(ライブドアは)そこのうどん屋のオッサンが球団買うと言ってるのと同じやないかい」
「星野、古田、石渡って弁護士……。バカにすんなっちゅうねん」
「(星野SDは)形勢が悪いから(仕掛け人説を)否定しとるんや。星野のオッサン、こんなことになるとは思わんかったやろ」
「古田みたいなの、一体何の権限があるの? ゴチャゴチャ言うたら、野球界から放り出されるで」
「(プロテクトで)28人も取らなアカン選手おるか?」
「なんで中村(紀洋)みたいなアホに5億も払わなアカンの? 清原、あんな男に何億も払っているということこそ、糾弾せな」

ほんとに、口が悪いなりねぇ(笑)。ライブドアをうどん屋のオッサン、星野SDをオッサン、中村紀洋内野手のことをアホ呼ばわり……。うがって見れば面白いネタではあるなりが、こういう感覚の人が近鉄球団ではなく、本社の社長というのが結構寒いものがあるなり。

しかし、最後に「なんでノリに5億も払わなければならないのか」という疑問を抱いているのは、ある意味正常な感覚ではあるのかも。現在の各球団の経営危機を招いているのは間違いなく選手の年俸が高騰しているからなので、近鉄にとって中村選手が重荷になっているのは確かなりよね。ただ、そこに問題意識があるならば、なぜその原因を招いたのが巨人の渡辺オーナー主導による様々な制度改革だと気が付かないなりかねぇ。まあ大読売様に楯突けない企業的な事情もあるのかもしれないなりが……。

どの球団のオーナーも、断片的に伝わってくるコメントを読む限りでは、きっと似たり寄ったり。このオーナー陣が集まる伏魔殿に切り込める人がいない状況が、悲しくて仕方がないなり。

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