桐野夏生の小説「OUT」がハリウッド映画化。

2004/07/06 23:57 Written by コ○助

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これまでドラマ(出演:田中美佐子、渡辺えり子、原沙知絵、高田聖子)、舞台(出演:久世星佳、歌川椎子、松本紀保、竹内都子)、映画(出演:原田美枝子、倍賞美津子、西田尚美、室井滋)化され、いずれも高い評価を受けている桐野夏生の小説「OUT」。「OUT」自体もアメリカ探偵作家クラブ(MWA)主催の「Edgar Allan Poe Awards」(通称エドガー賞)にノミネートされるなど、世界的に評価されている作品なりが、今度はハリウッドで映画化されることが決定したというなり。

古くから映画化やドラマ化をされた著名な小説はたくさんあるなりが、ここまで幅広く映像・舞台化される作品はあまり例がないなりよね。「OUT」は殺人を隠蔽しようとする主婦4人組の死体解体の話なりが、決して凄惨な内容に終わらずに明日への希望を抱かせるような展開が、暗い気持ちにならずに最後を迎えることができるため、映像・舞台化しやすいのかもしれないなりね。また、主要な人物が4人というのも、ドラマを描く上で構成を組みやすいのかもしれないなり。

ハリウッド映画化にあたり、メガホンを執るのはホラー映画「リング」でその名を馳せた中田秀夫監督。中田監督は現在「ザ・リング2」をハリウッドで製作しているなりが、「OUT」はハリウッド進出の第二弾となるなりね。まだキャストなどの詳しい情報は判明していないなりが、設定をそのままにアメリカの俳優を起用することになると思うので、またひと味違った作品になるのではないかと。

コ○助は小説、ドラマ、舞台、映画とすべての「OUT」を観て読んで来たなりが、一番好きなのはやはり小説なりかねぇ。あえて順位を付けるとすれば、次が映画、ドラマ、舞台といった感じなりか。映画版は興行的にはあまり良くなかったようなりが、キャストが一番コ○助は好きなりよ。室井滋に味があって、同じ役をドラマや舞台で演じていた高田聖子や竹内都子よりもずっとハマり役だったと思うなり。倍賞美津子の何だか疲れた感じも良かったなりねぇ。

それぞれ個性的な全く色の違う4人のキャラクターを、ハリウッド版ではどのようなキャスティングで見せるのかも注目しておきたいところなりね。公開が楽しみなり。

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