アメリカの面白い常識 【花火編】。

2004/07/05 13:48 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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日本は夏から秋にかけて、花火の季節。日本中いたる所で花火大会が開かれることと思います。キレイですよね、夜空にドーンと打ち上げられる色とりどりの花火。

さて、アメリカでは花火といえば『建国記念日』のイベントと決まっております。そう、アメリカでは正に今夜(7月4日)が一年で最大の花火ナイトなんですね。大晦日の夜にも多少花火が上がることもありますが、やっぱり花火と言えば 4th of July です。それこそ国中で大小の街が花火イベントを開催しています。セントルイス市でもダウンタウンの東、ミシシッピ河のほとりにあるゲートウェイアーチ付近で大規模なファイヤーワークス(花火)のディスプレイが行われます。

ところでこの花火ですが。日本ではスーパーや雑貨店で手に持つタイプや、ちょっとした打ち上げ式の花火が一般家庭用に購入可能ですよね。でもアメリカでは、花火は危険物として扱われており、いろいろな規制のお陰でそう簡単には手に入らないようになっているのです。

例えば、ウォール真木の住んでいるミズーリ州。花火が買えるのは、特別にライセンスを与えられたお店でのみだそうです。さらには、こういった認可された店舗ででも、販売出来る期間制限されているんです。それは6月20日から7月10日までの間と、12月20日から1月2日の期間。これ以外の日は花火は買えません。しかも『危険物』と言う認識ですから、14才以下の子供には売ることが出来ないそう。厳しいですねぇ…。

それでもミズーリ州は花火に関しては法律がゆるい方だと言われています。なんでもニューヨーク州などでは一般用の花火は売ることも使うことも禁止されていて、花火大会のようにイベントのみでしか楽しむことが出来ません。せんこう花火ぐらい許可しても良いのに…。

ちなみにアメリカでの家庭用花火と言えば、手に持つタイプはほとんど出回っておらず、打ち上げ式が一般的。それも、20メートル近くも上がって、連続噴射な花火もあって、結構本格的なシロモノです。さすが日本より規制が厳しいとは言え、やるとなったら大掛かり…。

アメリカっぽいですなぁ…。

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