ダイエー、ライブドアからの200億円買収提案を断る。

2004/07/04 18:52 Written by コ○助

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ライブドアによる近鉄の買収提案は12球団のオーナー陣が完全無視を決め込むという状況で、まったく事態打開の兆しが見えないなりが、報知新聞に気になる記事が出ていたなり。なんでも4月上旬にライブドアからダイエーに買収の打診があり、その際に提示された金額が200億円だったのだとか。近鉄に提示した金額が30億円ということを考えると破格も破格。観客動員数や地元に密着した人気球団、充実した選手層を考えれば妥当な金額なのかもしれないなりが、年商100億強といわれるライブドアのどこにそんなお金が……という疑問も無きにしもあらず。まあ、最終的にはこの話はダイエー側が拒否したというなりね。

これまで幾度も買収の噂が浮上していたダイエーなので、ライブドアからの破格の買収提案を蹴ることが拒否できるような立場には無いように思うなりが、報知新聞の記事によればダイエーは経営再建の方策としてロッテとの合併を視野に入れて水面下で動いているのだとか。ここら辺の「どことどこが合併」という話はスポーツ新聞各紙の見方がバラバラで、かなり飛ばし記事っぽい感じなので話半分で読んでおいたほうが無難だと思うなりが、いずれにしてもライブドアが新たに野球界に参戦することができないように、オーナー陣は結託をしている感じがするなりね。

さて、すっかり渦中の人になったライブドアの堀江貴文社長なりが、4日に放送されたテレビ朝日系の「サンデープロジェクト」に出演、「『近鉄を買収する』IT界の風雲児がプロ野球に一石!本気なのか?ライブドア堀江貴文社長!!」というタイトルのコーナーで田原総一郎と対談したなりね。大袈裟なタイトルのわりには、田原総一郎も大して野球に詳しくなさそうだったし、表面をなぞっただけのあまり面白くもない対談だったなりが、ひとつだけ、阪神の星野仙一SDとの関係について堀江社長が語っていた部分は興味深いことを言っていたなり。

星野SDは先日「買収の仲介人」という報道が出て、これを否定をしていたなりが、堀江社長曰く「共通の知人を介してコンタクトは取っている」と。直接面識はないものの、今回の買収について背中を押している存在であることを示唆したような発言をしていたなり。実際、星野SDに何ができる、と言われればそれもまた微妙なところなりが、球界のご意見番的な存在の星野SDの一挙手一投足が注目を集めるのは確かなだけに、今後の星野SDの発言などは注意深く追っていく必要がありそうなりね。

ライブドアの買収提案、「合併反対」のファンの声、選手からの不満。すべてを黙殺して淡々と1リーグ制への移行準備を進める各球団のオーナー陣。誰かネベツネ以外に舵を取れる人はいないものなりかねぇ。このままでは、本当に日本のプロ野球は危機的に状況になりかねないなりよ……。

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