マーロン・ブランドさんの晩年。

2004/07/03 04:37 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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すでにコ○助さんもお伝えしたとおり、アメリカの大物俳優マーロン・ブランド氏がお亡くなりになりました。映画の中で、照明の当て方によって出来る彼の目のくぼみの影…、妙に憂いがあって、マッチョでカッコ良かったのを覚えていますななぁ。ううう、惜しい人を亡くしたものだ(涙)。

さて、80才と高齢の彼は心臓を患っていたらしく、たぶん心不全がお亡くなりになった原因じゃないかと言うことです。さらに報道によると、眠っている時に息を引取ったらしいので、苦しまずに逝かれたのがせめてもの救いか。

しかしブランド氏、実はウォール真木は昨日付け(7月1日)の新聞で彼の話題を読んだばかりだったのですよ。なんでも『夕暮れのブランド』(原題:Brando at Twilight)という彼の自伝が発売されたそうなんですが、その内容はあまり幸せなモノではないそうで…。

この10年ほど、ブランド氏は家族のトラブルや金銭的な問題で苦労が絶えなかったらしいのです。1990年に息子のクリスチャンが、半分血の繋がった妹さんのボーイフレンドを殺害。ブランド氏はその息子の為に7億円以上も借金して、弁護士代にあてたそうです。父の努力も空しく裁判で彼は有罪になり、ボーイフレンドを殺された娘さんも95年に自殺…。

その後の彼は借金の返済に追われ、年金で細々とバンガロー風の小さな自宅で暮らしていたそうです。二度のアカデミー賞受賞で手にしたオスカー像も借金のカタに取られるのではないかと心配し、それをどこかに隠したりもしていたとか。
なんだか、物悲しいですねぇ。

何はともあれ、ブランド氏のご冥福をお祈りいたします。

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