ソニーは5月上旬に20GBのHDDを搭載する携帯音楽プレーヤー「VAIO Pocket」を、5月下旬に20GBのHDDを搭載する「ハードディスクマルチプレーヤー HMP-A1」と似たような製品を発表しているなりが、さらに20GBのHDDを搭載する「ネットワークウォークマン」が発表されたなり。各製品のデザインや機能に若干の違いはあるなりが、搭載されるHDDの容量は同じだし、ユーザーの棲み分けをしにくいラインナップなりねぇ。

今回発表された「ネットワークウォークマン　NW-DH1」は「iPod mini」並みの重量（前者は約110g、後者は約102g）で、20GBのHDD搭載を実現した携帯音楽プレーヤー。「iPod mini」のHDD容量は4GBなので、単純に容量比では「ネットワークウォークマン　NW-DH1」に圧倒的な利があるなりね。ソニーが発表したところによると、1.8インチのHDDを搭載した携帯音楽プレーヤーとしては世界最小・最軽量なのだとか。まあここら辺はソニーのいつもの「ウリ」なので、あまり気にしなくても良さそうなりが、写真を見た限りでは、かなり小型だということはハッキリと分かるなりね。結構薄っぺらい感じなり。

対応フォーマットは、ソニーの「ネットワークウォークマン」の伝統を引き継いでATRAC3plusとATRAC3。WAV/MP3/WMAを再生するためには、付属のソフトウェア「SonicStage Ver.2.1」を使ってATRAC3plusに変換する作業が必要となるなり。この変換作業を噛ませる必要があるところが、「ネットワークウォークマン」がユーザーを選んでしまうところなりよね。MP3はMP3のまま再生できる「iPod」のほうが、ライトユーザーには分かりやすい仕組みだということは明らかだと思うなり。まあここは著作権の考え方の違いなので、ソニーがATRAC3にこだわるのは仕方のないことなりが。

「ネットワークウォークマン　NW-DH1」は最大約30時間の駆動時間も大きな特徴。「iPod mini」が約8時間と言われているので、これは使い勝手に大きな差が出そうなり。ただ、「ネットワークウォークマン　NW-DH1」は価格もちょっと高め。店頭予想価格は53,000円前後と、「iPod mini」とは2万円以上の開きができそう。なので、HDD容量が大きく、駆動時間が長くても、それなりに高価な製品になってしまっているので、実際に購入するユーザー層は「iPod mini」のユーザー層とは重ならないかもしれないなりね。

ソニー製のHDD搭載携帯音楽プレーヤーに興味がある人はぜひチェックを。