柳沢敦選手、セリエA・メッシーナへ1年間のレンタル移籍。

2004/06/30 18:26 Written by コ○助

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5月にサンプドリアとの契約が打ち切り後、複数のクラブから獲得の打診が相次いでいた柳沢選手。リボルノ、アタランタ、フィオレンティーナ、メッシーナなど、セリエAとセリエBのクラブの名前が挙がると共に、FW不足に苦しむ鹿島アントラーズからの復帰要請も出されていたなりが、6月中旬からはメッシーナ有利の情勢となり、柳沢選手もメッシーナ移籍を希望したために本格的な交渉がスタート。28日にピエトロ・フランザ会長が来日し、契約が合意に達したようなり。

契約内容は7月1日から来年6月30日まで、1年間のレンタル移籍。1年後には完全移籍のオプションも付いた契約なりが、サンプドリアで出場機会に恵まれなかったことを踏まえて、半年後に契約を見直す条項が加えられており、契約解除するか、完全移籍のオプションを行使するかを選択できるようになっているようなり。金額的にはレンタル料30万ドル(3,300万円)、年俸40万ドル(4,400万円)と、サンプドリア時代とほぼ同一の内容。全体的には鹿島アントラーズ側が提示した条件のほとんどをメッシーナ側が飲んだ契約となっているようなり。

メッシーナというクラブはあまり聞き慣れないクラブなりが、1972年に創設されたまだ歴史浅いクラブ。来季からセリエAに初参戦(前身のクラブ時代を含めると40年ぶりのセリエA復帰)するなりね。柳沢選手はメッシーナのレギュラーFWとして期待されているほか、シチリア島に本拠を置く親会社「フラモン・ホテルグループ」の観光事業への貢献も期待されているようなり。まあある程度は広告塔の役割が期待されるのは仕方がないなりよね。柳沢選手はセリエAでの実績はほとんど無いに等しいわけだし。

柳沢選手もメッシーナへの移籍については「アントラーズの事情もあって難しい中で、勝手な意見を尊重してくれて感謝しています」「アントラーズファンの思いもありますから、この判断が決して悪くなかったといえるような形にしたい」と意欲満々の様子。サンプドリアで成績が残せなかった要因が「言葉の壁」とも言われているだけに、同じ過ちを繰り返さぬよう、今度は言葉もしっかりと覚えて、「メッシーナに柳沢あり」というところをぜひとも見せて欲しいものなり。

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