アメリカとイギリス。この二つの国を比べてみると、前者の方が犯罪率が高そうで危険な国…といったイメージがありますが…。実は近年の統計によると、英国の方が犯罪の発生数においてリードしているそうです。

もちろんこれは軽犯罪、凶悪犯罪すべてをひっくるめた数字なので、殺人だけにみるとまだまだアメリカの方が発生率が2倍ほどあるそうですけど…。

さて、イギリスで多い犯罪にまず挙げられるのが空き巣。私も以前この国に暮らしていた頃、1度やられました(涙)。しかも、死んだじい様からもらった大切な形見のペンダントを盗られ、今思い出してもムカッ腹が立つ…。まぁこの話はまた別の機会にでも。今は関係ないですし(笑)。

ちなみに空き巣の次に多いのがスリです。イギリスに限らずヨーロッパ諸国でスリはかなり社会問題。しかしこのスリ予防に対応するべく、なんだかハイテクなハンドバッグが開発されたそうです。

これ、なんと極小のスキャナが取り付けられたハンドバッグで、このスキャナで指紋を確認。事前に記録されたバッグの所有者の指紋と合致された時にのみ、晴れてふたが開くというものなんだそうです。

このバッグを開発したのは最近大学で工業デザインを学んだルイーズ・ウィルソンさん、23才。自身もスリの被害にあたことがあるので、何か対応出来ないかと考えてたそうです。そこで思いついたのが今回のスキャン付きハンドバッグ。

まだ開発されたばかりなので、製品化につながるかはわからないそうですが、このスキャナ装置自体は他のバッグにも取り付け可能。さらにお値段も一つ60ポンド（約1万8000円）だそうで、まあまあお手ごろかと思われます。

しかしスキャナ付きハンドバッグ…。なんだか『ミッション・インポッシブル』っぽいですなぁ。