阪神とロッテ、外野手の交換トレードに合意。

2004/06/15 14:43 Written by コ○助

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故障者が続出し、右打ちの外野手が不足気味の阪神。ここのところ補強ポイントのひとつとして先発型投手と共に挙がることの多かった右打ちの外野手を実際に獲得するべく、どうやらロッテとの間で交換トレードを成立させたようなり。開幕前には浜中おさむ外野手、マイク・キンケード内野手(外野も守れる)とレギュラー候補の右打ち外野手がいたのに、二人とも揃ってケガで離脱してしまったなりからね。浜中選手に至っては今季絶望どころか、来季以降に関しても不透明なだけに、シーズン中とはいえ早めに補強に動くのは良いことなのではないかと。

ちなみに6月14日現在、阪神の1軍登録されている外野手は金本知憲外野手、桧山進次郎外野手、葛城育郎外野手、赤星憲広外野手と見事に左打者のみの布陣。内野手も8人中3人は左打者のため、勝負どころでの代打など、非常に作戦が練りにくいバランスとなってしまっているなりね。2軍まで見渡せば右打ちの外野手は中村豊外野手、桜井広大外野手、早川健一郎外野手、的場寛壱外野手らがいるなりが、1軍レベルではなかったり、ケガをしていたりと、すぐに昇格とはいかない台所事情。なので、トレードに踏み切ったのは仕方のないところなり。

今回合意に達した交換トレードは、阪神から平下晃司外野手、ロッテから立川隆史外野手が移籍。平下選手は1995年のドラフト5位で近鉄に入団。2軍暮らしが長かったなりが、パンチ力ある打撃には定評があり、近鉄で1軍に定着し始めた2000年オフに阪神に移籍。このときのトレードは近鉄から酒井弘樹投手、面出哲志投手、平下選手。阪神から湯舟敏郎投手、山崎一玄投手、北川博敏捕手(当時)という3対3の大型トレードとして話題となったなりね。その後、近鉄に移籍した北川選手が今や4番を打つこともしばしばというほど成長し、阪神ファンが地団駄を踏んでいるとか、いないとか(笑)。平下選手は阪神では結局レギュラーに定着することはできず、主に左の代打としてポツポツと出場する程度。前述のように、左打ちの外野手の数は揃っているチームのため、なかなか出場機会に恵まれない不運もあったなり。

立川選手は1993年ドラフト2位でロッテに入団。「和製大砲」「将来の4番候補」と呼ばれ続け、2軍では本塁打王などのタイトルも獲ったことがある選手なりが、1軍では結果が残せずに伸び悩んでしまった選手なりね。パンチ力はあるなりが、打撃が粗いというのが専らの評判。環境が変わることによって、打撃開眼となれば良いなりねぇ。

両選手とも働き場を求め、望まれてのトレード。移籍先でも頑張って活躍して欲しいものなり。



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