今が旬のホワイトアスパラ。

2004/06/12 11:44 Written by コ○助

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コ○助はホワイトアスパラ大好きなりよ。グリーンアスパラのほうが好きという人は多いなりが、コ○助は断然ホワイトアスパラ派。グリーンアスパラも好きではあるなりが、生のホワイトアスパラを食べたその日から、ホワイトアスパラの虜になったなりね。もともと子どもの頃からホワイトアスパラの缶詰は好きだったなりが、生のホワイトアスパラの味はまさに別格。実は3年ほど前に、ホワイトアスパラへの熱い思いを「今日のなりなり。」で書いたことがあるなりが、ちょいとそれを振り返ってみることにするなり。なにぶん、3年も前の文章なので、若干おかしな部分もあるかもしれないなりが、その辺はご理解を。

【今日のなりなり。2001年8月30日】より
コ○助がホワイトアスパラが好きだというと、怪訝な顔をする人が多いなり。
そう、ホワイトアスパラ。
これ、結構嫌いな人いるなりよね。
少なくともコ○助の周りでは、「好き」と答える人は皆無なり。
コ○助も決してグリーンアスパラが嫌いだということでは無く、もちろんグリーンアスパラも好きなりが、でもアスパラといえばコ○助の中ではホワイトアスパラだったりするなりよ。
そもそも、グリーンアスパラとホワイトアスパラ、何が違うのかご存知なりか?
種類自体は同じものなりが、異なる栽培方法によってグリーンとホワイトに分かれるなりね。
グリーンアスパラは日光をたくさん浴びるように栽培されて生き生きとした緑色に、ホワイトアスパラは日陰で日光が当たらないように栽培されて不健康そうな白になるなり。
したがって、栄養価も当然グリーンアスパラの方が高いなり。
ホワイトアスパラにはビタミンCが少量あるだけなりが、グリーンアスパラにはビタミンA、B1、B2、C、カルシウム、鉄分、ニコチン酸など栄養素がたくさん含まれおり、非常に身体にも良い食材となっているなりね。
そう思うと、ホワイトアスパラがグリーンアスパラに勝っているところは、恐らくどこも無いような。
だいたい、日本ではホワイトアスパラってほとんど缶詰以外でお見かけすることって無いなりよね。
北海道の一部では普通に生のホワイトアスパラがスーパーで売っているようなところもあるようなりが、少なくともコ○助の生活圏のスーパーにはどこにも置いてある店は無いなり。
なので、ここら辺も新たな「ホワイトアスパラマニア」を生み出すことの出来ない状況かと。
コ○助は過去に1度だけ、ホワイトアスパラを生で調理してもらったのを食べたことがあるなりよ。
これが缶詰で食べるホワイトアスパラに比べたら雲泥の差。
非常に、非常に美味しい食材だったなり。
以来、コ○助は「ホワイトアスパラマニア」になってしまったなりが、悲しいかな東京では高級スーパーに行くか缶詰でしかホワイトアスパラには出会えない。
なので、缶詰のホワイトアスパラで我慢をしているなりが、やっぱり可能なら生のホワイトアスパラを食べたいところなり。
缶詰のホワイトアスパラ。
嫌いな人に言わせると「グニャグニャやわらかい」「味がない」「風味もない」「高い」。
なるほど、どれも間違ってないなり(笑)。
でもよーく、じっくりと味わって食べるとホワイトアスパラ独特の風味があって、それがコ○助は大好きだったりするなり。
あと、高いのも非常にネック。
先日コ○助が数店舗のスーパーでチェックしたところ、15,6本くらい入っている缶詰が500円近くするなりよ。
これはちょっと高い。
おいそれと料理に使えないなりよね。
ん?
そういえば、ホワイトアスパラを使った料理ってあまり食べたことがないような。
たいがいはサラダで出てくるだけなりよね。
以前フジテレビ系の「料理の鉄人」で「アスパラ対決」としてフランス料理の名店「トゥール・ダルジャン」のシェフと陳建一が戦っていて、その中で「トゥール・ダルジャン」のシェフがホワイトアスパラを調理していたのはうっすらと記憶しているなりが、それ以外にホワイトアスパラを使った料理ってあまり見たことが無いなり。
「こんな料理に入ってるよ」とか、「こんな使い方すると美味いよ」とか、そんな情報があったら教えて下さいなりね。
グリーンアスパラとホワイトアスパラ。
では、世界的に見るといったいどちらがポピュラーなりかね。
海外ではアスパラ自体は古代ギリシャの頃から食用として使われていたらしいなりが、主流だったのはホワイトアスパラだったようなり。
これはヨーロッパ諸国の王侯貴族がこぞってホワイトアスパラを「高貴な」食材として扱っていたからで、何やら恋人への贈り物として通用するほど、珍重されたのだとか。
一種のステータスシンボルという側面もあったようなり。
現在では王侯貴族の食べ物というわけではなく、普通の一般家庭でも様々なかたちで料理されているようなりね。
もちろん、ホワイトアスパラは缶詰ではなく生で。
特にフランスとドイツ、ドイツの中ではさらに絞ると旧東ドイツだった地域でホワイトアスパラの栽培が盛んだとか。
なので、今でもポピュラーな食材としてホワイトアスパラは根付いているなりね。
日本にアスパラという植物がやってきたのは江戸時代も後半に差し掛かった1780年頃。
オランダ人が観賞用に持ち込んだのが最初だと言われているなり。
観賞用のアスパラ。
あまりコ○助は想像したこと無かったなりが、なるほど、アスパラはツクシのように大地からピンと伸びるように生えるので、結構観賞用でも面白いかもしれないなり。
今はあんまり観賞用でアスパラ育てている人はいないような。
もしかして園芸界ではポピュラーだったりして・・・。
日本での食用としてのアスパラが栽培されるようになったのは明治時代の後期頃から。
当初はヨーロッパ諸国での「ホワイトアスパラはステータスシンボル」との考え方までも伝わっていたのか、ホワイトアスパラの方が主流だったらしいなりよ。
日本でもそんな時期があったとは。
これはかなりの驚きなり。
ところが、ホワイトアスパラは少しでも日光に当たると風味が落ちてしまい、あまり美味しくなくなってしまうという性質を持っているため、栽培に非常に手間がかかるとか。
そういったこともあって、徐々に栽培がホワイトアスパラに比べるとラクなグリーンアスパラに取って代わられたようなり。
でも、いくら栽培に手間がかかるとはいえ、今の日本だったら手間がかかってももっと栽培されていたって良いような。
どうしてどこのスーパーでも手に入る、というような食材にならないなりかね。
単純に日本では缶詰のイメージが強くなりすぎて、生のホワイトアスパラを販売しても全く売れないというようなことがあるなりかね。
だとしたら、ホワイトアスパラの缶詰はかなり罪が重いような。
う〜む、生のホワイトアスパラ、美味しいのに・・・。
今はシーズンじゃないのでどちらにしろ手に入れることはできないなりが、来年の春、またシーズンになったら生のホワイトアスパラを手に入れるべく北海道にでも行きたいところなり。
皆さんはいかがなりか?
ホワイトアスパラ嫌いなりか?
嫌いという人にこそ、一度は生のホワイトアスパラを食べてみて欲しいものなり。
これ、本当に美味いなりから。
機会があればぜひ。
※※※ ※※※ ※※※

この3年の間にホワイトアスパラを取り巻く状況も変わってきたようで、最近ではだいぶスーパーで生のホワイトアスパラを見かけるようになってきたなりよね。コ○助の家の近所でも、この時期には店頭に並んでいることもあるなりよ。オランダなどからの輸入物が多いようなりが、岩手産や北海道産といった国産も手に入るようになってきているなりね。ちなみに真木さんに聞いてみたところ、アメリカではごくごく一般的に生のホワイトアスパラは手に入るのだとか。でも、イギリスではあまり見かけなかったとも言っていたので、欧米の中でもホワイトアスパラに対する好みはいろいろとあるようなりね。

生のホワイトアスパラは、通年食べられるグリーンアスパラとは違って5月下旬から6月にかけてしか出荷されないもの。なので、スーパーなどで見かける機会があったら、ぜひ生のホワイトアスパラをお試しあれ。美味しいこと間違いなしなり。

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