オリックス、首脳陣と対立の具台晟投手を放出へ。

2004/06/12 11:01 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


今年の開幕投手を務めながら、韓国の一部スポーツ紙に起用法に対する不満をぶちまけたことに端を発し、首脳陣との対立状態が続く具台晟(ク・デソン)投手。4月末に事態が表面化してから懲罰的な意味合いも込めて2軍生活が続いているなりが、日本で実績のある左腕投手ということで、他球団から獲得を打診する動きがチラホラと出ていたなりね。中でも投手陣の立て直しが急務の阪神、両手骨折の重傷を負った杉内俊哉投手の代わりを探すダイエーなどが積極的に動いていると伝えられていたなり。

これら外野の動きに対し、当のオリックスがどう出るのかについてはまったく反応がなかったなりが、遂に中村勝広GMが「関係修復を待っていたが、その様子が見られない」ため、「移籍させるのが球団と本人にとって最良の方法と考えている」と明言。オリックスは早くも新外国人投手の獲得に動き始めており、今後は他球団への金銭・交換の両面で具台晟投手の移籍先を探していくことになるようなり。

ただ、報知新聞によると、すでに阪神、横浜、ダイエー、ヤクルトなどと下交渉を行っているものの、高額な年俸(推定1億1,000万円)がネックとなり、一旦は破談。なかなか難しい交渉を余儀なくされているなりね。とはいえ、このまま放置しておくわけにもいかないので、セ・リーグの球団を中心に粘り強く交渉を続けていくというなり。

ちなみに、「牧野塁投手との交換トレード」と具体的な名前まで報じられ、当初獲得に乗り気と見られていた阪神は岡田監督が「ないない、そんなもん。年齢とか考えたらな」と明確に獲得を否定。やはり今年35歳という年齢は二の足を踏みたくなるなりよね。年俸も年俸だし……。今季の5試合に登板、0勝4敗、防御率5.64という成績も不安材料ではあるなり。

オリックスは不良債権化してしまった具台晟投手をどう処遇していくのか。また、具台晟投手はどういった反応を見せるのか。まだしばらくは目が離せなそうなり。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.