刑務所の囚人にアロマテラピー。

2004/06/10 13:13 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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メキシコの刑務所は、世界的に見ても収容人数が過剰オーバーしており、さらにその内部がバイオレントなことで有名だとか。

アメリカの国境近くのクイダド・フアレツにある刑務所も例に漏れず。本来1,600人が収容定員のはずが、なんと現在4,000人以上の囚人を抱える、超定員越えの施設となっているそうです。

さらにこのメキシコの地域では、過去十年になんと300人以上の女性が無残に殺されているという、なんとも犯罪の多発する場所でもあります。

そんな場所にある刑務所ですから、中の住民は殺人犯、レイプ犯などの凶悪犯罪人が多いそうで…。性格的にもかなりバイオレントな囚人が揃ってます。

そんな彼らに少しでも「落ち着き」をもたらせる為に、刑務所側では色々な工夫を凝らしているのです。で、最近導入したのが、施設内にモーツァルトなどのクラシック音楽を流し、さらにアロマテラピーで、鎮静効果のある香りを漂わせる…というもの…。

どこぞのエステ・サロンのような雰囲気ですなぁ。良いんでしょうか?

ちなみに、もっとも凶悪な犯罪を犯した囚人達にいたっては、かなり厳しく隔離された監獄にいるそうで、残念ながらこの音楽とアロマテラピー療法の恩恵をこうむる事は出来ないんだそうです。

ふーむ。

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