【メリケンな日常】6月9日(現地時間)。

2004/06/10 11:43 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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ここ数日間、すっかりナリナリの更新に勤しんでおりませんで、大変申し訳ない。ウォール真木です、こんばんは。

いや、実は…

ダンナが胆嚢摘出の手術受けたもんで。

でも、すでに予定されていた手術を受けただけで、もうすでに退院もして今私の隣で呑気にコーヒー飲んでいたりしてるんで、まあ対したことでもないんですが。

しかし、今回の入院でアメリカと日本の医療事情の違いと言うものを知ったというか。まず入院のスケジュールってのが…

火曜日の11時に病院へ行って、その数時間後には手術。さらに翌日には退院(笑)。

今回、ダンナが受けたのは従来の開腹手術ではなく腹腔鏡下手術と呼ばれるモノ。腹部に小さな穴を開けて、カメラや小さなマジックハンドを入れ行う手術は、体への負担が少なく、入院日数も少ないと聞きます。それでも日本だったら手術前の検査や、術後の回復期などを考慮しても、一週間ほどは入院しなければイケナイらしいのですが…。

アメリカだと、一日で「はい、お元気で。お大事に」と見送られ、病院から帰ってきてしまいます。まあ、逆にさっさと病院から出ちゃったほうが、回復もっと早いの…かも?

それにしても、待合室で手術の間ずーっと待っていなきゃいけなかったんですが、5時になった時点で受付の女性が帰っちゃいまして。彼女の仕事ってのが、受付の他にも手術・術後回復室と、患者の家族とのコミュニケーション係だったんですよ。

彼女がいなかったら、ダンナの状況を知ることも出来ないですから、帰り支度をする受付嬢を眺めつつ、しばし呆然と、そして不安に思っていワケです。そうしたら、彼女がひとこと。

「これからは、手術や回復室から連絡がある時には、ここの電話がなるから勝手に出てね♪」

と、本当にカウンターに電話機置いて帰っちゃいました(爆)。なので、電話のベルが鳴るたびに待合室の誰かがいそいそとカウンターに近づき

「もしもし…。あ、ハイちょっと待って。あの〜○○さんのご家族いますかぁ〜?」

という質問が繰り返されたのでございます…。

とはいえ、これ以外を見れば看護婦さんはてきぱき仕事するし、病院食は美味しいし、気弱になっている患者さんには神父さんが来てくれるわで、なかなかサービスの行き届いたホスピタルでございました。

でもたった一晩とはいえ、やはり入院とその付き添いは疲れますな。つくづく健康が一番だと。

それにしても、結婚記念日の日に手術するなよ。あーたって人は…。

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