阪神、オリックスの具台晟投手獲得へ。

2004/06/07 06:16 Written by コ○助

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開幕前にローテーション投手として期待の高かった伊良部秀輝投手と前川勝彦投手がサッパリ戦力にならず、左腕の井川慶投手と下柳剛投手も調子が上がらず、当初の構想が全く機能していない状態の阪神の先発ローテーション。オープン戦の頃には、まさか福原忍投手、藪恵壹投手、杉山直久投手の右腕3人衆がチームを引っ張ることになるとは、まったく予想できなかったなりね。

今季の阪神が苦戦している要因はたくさん有りすぎるなりが、そのひとつに左腕の先発投手が盤石ではない、ということが挙げられると思うなり。昨年は井川、下柳、ムーアの3人で40勝を挙げる活躍を見せたものの、ムーア投手はオフに解雇してオリックスに移籍。ほかの2人もピリッとしないため、今季はとてもじゃないなりが左腕投手だけでそこまでの勝ち星は見込めなそうなりよ。

毎年のようにドラフトで左腕投手を獲得しているので、2軍を含めて先発に食い込んで来そうな選手はいないのかと見回してみても、ルーキーの筒井和也投手、2年目の江草仁貴投手くらいしか見当たらないなりねぇ。とはいえ、この2人も期待は高いなりが、まだ1軍でバリバリやるようなレベルではないようなので、先発ローテーションにいきなり抜擢というのも難しそう。なんとも情けない台所事情なり。

そんな苦境に立たされている阪神の先発スタッフを立て直すべく、阪神が白羽の矢を立てたのがオリックスの具台晟投手。昨年オフにも阪神が獲得に動いた経緯がある投手なりが、今年4月に起用法を巡って伊原春樹監督と対立、投げられる状態なのに2軍での生活が続いているなりね。交換要員として名前が挙がっているのは、昨年オフにトレード(谷中真二投手+斉藤秀光内野手と牧野塁投手+葛城育郎外野手)でオリックスから阪神に移籍し、主に中継ぎとして活躍している牧野塁投手。仮に具台晟投手とのトレードが成立すると、牧野投手はわずか半年で出戻りになるわけなりか。

ただ、牧野投手は150キロ近い速球をビシビシと投げ込み、6月7日現在、防御率1.05という盤石のピッチングを披露しているだけに、放出してしまうのは惜しい気も。具台晟投手よりは牧野投手のほうが使い勝手は良さそうだし、果たして正しいトレードなのかどうか微妙な気がするなりよ。個人的には反対なりかねぇ……。

このトレードは成立するのかどうか、しばらく注目しておく必要がありそうなりね。

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