パドレスの守り神となった大塚晶則投手。

2004/06/04 16:00 Written by コ○助

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メジャー移籍を夢見て、2002年オフに臨んだポスティングシステムでは「入札ゼロ」の憂き目に遭い、その後近鉄と揉めた末に中日へトレードされるなど、苦難の連続だった大塚投手。頑なに「メジャー志望」を唱える大塚投手に非難の声が上がることもあったなりが、昨シーズンは中日でしっかりと成績を残し(51試合に登板、1勝3敗17セーブ、防御率2.09)、再びオフにポスティングシステムに臨んだなりね。そしてパドレスとの契約を見事に掴み、今年から念願の「メジャー1年生」となった大塚投手なりが、シーズン開幕から2か月。今やパドレスの欠かせぬ戦力として大活躍しているようなり。

中継ぎ&抑え投手という性格上、「本塁打を打った」とか「完封した」といった分かりやすいニュースになりにくいため、なかなか日本で大きくニュースとして扱われることは少ないなりが、大塚投手はいまや欠かすことの出来ない戦力として大活躍。パドレスは現在ドジャースと共にナ・リーグ西地区の首位を争っているなりが、この好成績に大塚投手が大きく貢献していると地元でも高く評価されているようなり。ちなみに6月2日現在、大塚投手の成績は4勝2敗1セーブ、防御率1.33と絶好調。スライダーを武器に三振を奪う姿に、地元ファンも熱狂しており、大塚投手が三振を奪うと球場の左翼フェンスの電光掲示板に表示される「YOSSHA!(ヨッシャ)」の文字とともに歓声が起きるのだとか。

スポーツナビにパドレスのゼネラルマネジャーのケビン・タワーズ氏による大塚投手評が載っているなりが、「いい投手だと思っていたけれど、こんなにやってくれるとは」「アキはパドレスの“lucky charm”(お守り)だ」と絶賛。ブルース・ボウチー監督も「アキはチームの人気者だ。とてもいいパーソナリティーを持っている」「アキが来てくれて本当に良かった。彼のおかげで今季はいいことが起こる気がする」と、賛辞ばかりが並んでいるなりね。

かつてはパ・リーグを代表するストッパーにまで上り詰めた大塚投手なので、メジャーで活躍しても不思議ではないとは思っていたなりが、実際ここまでやれているのは凄いな、と正直思うなり。通訳なしで英語を使ってチームメイトに溶け込もうと必死になっているという話も伝わってくるし、実現した長年の夢を楽しもうという姿が素敵なりよね。

一部ではオールスターへの出場の可能性を囁く記事も見られるようになってきたなりが、大塚投手の夢舞台メジャーの、さらに夢のオールスターゲーム出場は実現するのか。また、これからも存在感を出して、パドレスの優勝に貢献することができるのか。まだ長いシーズン、今後の大塚投手に注目しておきたいところなり。

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