巨人の河本育之投手が日本ハムにトレード。

2004/06/02 17:20 Written by コ○助

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中継ぎ投手陣が他球団に比べると明らかに見劣りする巨人なりが、開幕から2か月が経過、戦力の見極め期間は終了したということもあって積極的に補強に乗り出したなり。シーズン中の補強第一弾となるのは、巨人では主に中継ぎ、敗戦処理としての登板が多かった河本育之投手と、日本ハムの隼人(中村隼人)投手の1対1の交換トレード。36歳と28歳のトレードということで、今後の上積みを考えたら巨人のほうに利があるトレードといった感じなりか。

しかし、河本投手の全盛期を知っている野球ファンなら、巨人で過ごした4年強に渡る河本投手の成績に寂しさを覚えていた人も多いと思うなり。河本投手は1991年のドラフト2位でロッテに入団。1年目から抑え投手として活躍し、いきなり40試合に登板、2勝4敗19セーブ、防御率2.58の成績を挙げ、軟式野球出身の選手としては異例の活躍を見せるなりね。その後、ロッテの抑え投手として不動の地位を築き、1997年には49試合に登板、6勝6敗25セーブ、防御率1.96と素晴らしい成績を残したなり。長年低迷するロッテにあって、これだけの成績を残せたのは、驚異的とも言えるなりね。

ところが、デビュー以来毎年40試合以上登板していたことが勤続疲労に繋がったのか、1998年以降は成績がパッとせず。1999年オフには近鉄や巨人で4番を務めた石井浩郎内野手と電撃トレードで巨人入りしたなりね。巨人では過去の実績を買われて抑え投手として起用される予定だったようなりが、ロッテで過ごした最後の2シーズン同様、かつての球威やコントロールは戻って来ることなく、1軍と2軍を行ったり来たり。1軍に上がっても中継ぎや敗戦処理扱いだったりして、なんとも寂しい状況だったなり。ちなみに巨人での4年強の通算成績は96試合に登板、5勝8敗2セーブ。平均防御率は5.68と散々なものだったなりね。

日本ハムに移籍して環境が変われば、かつてのような投球ができるかと言われれば微妙だと思うなりが、一時は球界を代表するストッパーとまで言われていた河本投手なので、中継ぎでも抑えでも、活躍できる場を見つけて頑張って欲しいものなり。

ちなみに、巨人に移籍してくる隼人投手は長崎日大高校、創価大学ではエースとして、本田技研では主に抑えとして活躍してきた投手。日本ハム入団1年目に6勝、2年目に7勝を挙げたものの、昨年は0勝に終わる不本意なシーズンを送っていたなり。先発でも中継ぎでも、抑えでも。どこでもこなせる投手なので、巨人にとっては使い勝手が良い投手なのではないかと。こちらも河本投手同様、新天地で活躍の場が見つけられると良いなりね。

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