阪神の選手会長、今岡誠内野手インタビュー。

2004/06/01 11:49 Written by コ○助

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5月を終え、いよいよシーズンも中盤戦。ここまで23勝23敗の貯金ゼロと、昨年同時期の貯金19に比べると、なんとも不甲斐ない成績なりよね。それでもまだ3位に残れているのはラッキーとしか言いようがないなりが、6月以降に何か上積みになりそうな要素が思い当たらないのが辛いところ。オリンピックで数人の選手が離脱することは確実、故障者は復帰できるのかどうか微妙と、明るい話題がほんとに少ないなりねぇ。

今季の阪神は昨年打ちまくってた打線が、どうも上手く機能していない。特に赤星憲広外野手が打率.261、0本塁打、10打点、11盗塁(5月31日現在)と昨年に比べると打てず、走れず。持ち味の足を活かすためにゴロを打つのが鉄則なはずなりが、今年は簡単なフライに倒れるシーンが目立つなりね。

もう一人は矢野輝弘捕手。昨年は「下位打線にもうひとつクリーンナップがある」と言われたほど矢野捕手は打ちまくっていたなりが、今年は打率.277、3本塁打、17打点(5月31日現在)と平凡な成績なり。この2人が復調しない限り、昨年のような粘り強い逆転劇は生まれないだろうし、もちろん優勝も難しいのは明白。まあ、ほかの選手も決して調子が良いわけではないので、2人が復調したところで……という懸念もあるなりが。

そんな見どころの少ない今年の阪神打線にあって、一人気を吐いている感があるのが、選手会長の今岡選手。途中から3番に座った今季は打率.337、13本塁打、41打点(5月31日現在)と素晴らしい成績を残しているなり。しかも得点圏では異常なまでの勝負強さを発揮し、ファンを酔わせているなりね。今の阪神が3位でいれるのも、今岡選手に依るところが大きいと思うなり。

「今は打線自体が落ちているんで。『いいとこ(場面)』で打つのが務めですから。いいとこでのホームランなら、それは嬉しいですね」
「得点圏打率は、実は昔からいいんですよ。いつから変わったとか、そういうことじゃない。自分がここまで歩んできた段階があるんです。それは自分にしかわからない」
「選手会長としての『仕事』は、自分の中でしっかり決めています。それを目標にしてやっています。でも、それは人に言うべきものじゃないんで」

選手会長になってから、どうもコメントが優等生すぎるような気がしなくも無いなりが、今の今岡選手は「オレがチームを引っ張る」的な雰囲気がビシビシと伝わってきて頼もしいことこの上なし。どうかケガをすることなく、今季の希望の光として活躍を続けて欲しいものなり。

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